カンボジアで起きた奇跡

以前、あるカンボジア人に日本で起きた驚くべき出来事について記事を挙げさせていただきました。

彼女は、自分のスマホが交番に届けられていたことに大きな驚きをもちました。

「日本って、なんて親切な国なんだろう。」

これは、カンボジアでは、お店にものを置き忘れたり、道端で落としたりしたら、まず戻ることはないということを前提としたお話。

 

今回は、カンボジアで財布を落としたという事例のお話です。

昨日、インターンの参加者が、コンポンスプー州の市道で財布を落としました。

中には、クレジットカード2枚、運転免許証、学生証、現金30ドル、カギ2つが入っていました。

バイクで走ってきた道のりを戻りながら、探しましたがもちろん見つかりませんでした。

当のご本人は、「授業料を払ったと考えよう。」と前向きな心で捉えたようで、紛失した(戻ってこない)ことを前提に事後処理を進めていました。

 

インターン生は、不正利用を防ぐためにクレジットカードを一時停止した上で、私に連絡をくれました。

私は、そのことを近くに住むインターン実践校の先生やホームステイ先のホストファミリーに電話で伝えました。

というのも、部屋のカギを落としてしまったので、部屋に入りようがなかったのです。

翌日、私はクレジットカード会社に電話を入れて、正式にカードの紛失を報告し、使用不可にしたところ、その2時間後に・・・・。

なんと、・・・。

インターン実践校でお世話になっているK先生から、

「Her wallet was found on the road.」

えっ・・・。

一瞬、耳を疑いました。

「見つかった???」

財布が、そっくりそのまま戻ってきたというのです。

しかし、残念ながら、お金は抜かれていました。(カンボジアの人々にとっては、30ドルは大金です。仕方がありません。)

実は、前日に、K先生が、近隣の人々に見つけたら知らせるように言い触れ回ってくれていました。

そしたら、村に住むおばあさんが朝、見つけてくれたというのです。

カンボジアにも、日本と同様に親切な人がいるんです。

 

これは、カンボジアでは奇跡的なことだと思います。

仮に、クレジットカードをプノンペン都内で落としたら、すぐに悪用されてしまうのが落ちだからです。

 

田舎の村では、これを使う場所はありませんので、彼らには無用のものだったこともあったのかもしれません。

でも、この出来事は、村人の正直さを改めて知らせてくれました。

それは、我々が子供たちへの支援活動でこの地に滞在しているからこその恩恵だとも思います。

見つかったことを喜んでいましたら、つい今しがたカードを利用停止にしてしまったことがものすごくせっかちな行動に思え、ちょっと後悔しました。

今回、即座に行動したことが、結果的に良かったいのか悪かったのか、もやもやの残る結末となりましたが、カンボジアの田舎で起きたミラクルな出来事に驚いた一日となりました。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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