【ボランティア大学ご参加者企画】チャリティおにぎりの炊き出し
ボランティア大学とは、カンボジアでのボランティア活動に特化した新しい教育プログラムです。
活動の開始場所は、まずはプノンペンから。
ナイトマーケットの座敷に座り、露店での夕食。
沈みゆく夕日をバックに、ラタナックタワーとカナディアンタワーがくっきりと映し出されるリバーサイド。
プノンペンスラムを訪問。
子どもたちに、20$を寄付していただきました。
コンポンスプーに来て、自然を満喫。
パームツリーの木登り体験。
こちらプロのパームシュガー農家さん。人工物が全くない自然の中の一コマ。カレンダーの写真のように美しいですね。
プレイトム小学校で英語の指導を担当。
校内にいても、地域の中にいても、子どもたちが寄ってきます。
ボンクナー小学校に、新しいテーブルを寄贈していただきました。
学校から感謝状をいただきました。
ボランティア活動の集大成である、チャリティイベント。
早朝から、スタッフ総出でお手伝いして、280個のおにぎりを作りました。
学校へ運ぶや否や、子どもたちに飛ぶように売れるおにぎり。
カレーライスと違って、手渡しするだけですので、販売するのはとても簡単ですね。
日本の食文化を紹介することも目的の一つです。
売り上げは、総額79ドル。
翌日、奨学金10$、お米5kg、各種食料品、文房具の詰め合わせ等をマンスリーサポート外の3人の子どもたちの家を訪問し、直接手渡しさせていただきました。
こちらは、マンスリーサポート外の3世帯です。このエリアには、表通りから少し奥の小道を入ると、こういう世帯がたくさんあります。
ご参加者の感想です。
充実した最高の2週間
ជំរាបសួរ។
こんにちは
3月3日から2週間、ボランティア大学に参加していました、鈴木と申します。
“2週間"、それは日々何かを感じ、吸収することができ、その忙しささえも楽しめた期間でした。
1日1日がとても充実していた2週間、その中でも特に印象に残ったことを3つ紹介させていただきます。
歴史学習-キリングフィールド
キリングフィールドで印象に残っているものは、Killing Treeと慰霊塔です。
現在は沢山のミサンガがかけられていて鮮やかなこの木ですが、虐殺が行われていた当時処刑人が赤ちゃんの頭を打ちつけて殺害することに使われました。
慰霊塔には大量の頭蓋骨が納められています。分類されて並べられており、性別、年齢層、殺害方法が分かるようになっています。
頭蓋骨に穴が空いていたり、陥没していたり、どれも残忍な方法で殺害されたことが見てとれました。
今のカンボジアは人々の笑顔で溢れています。
しかし、約40年前には大虐殺によって多くの罪なき人々が殺害され、当時の人口の約4分の1もの人が亡くなった悲惨な歴史を持っていることを忘れてはなりません。
クリーン活動-プノンペン清掃
プノンペン清掃では、7年前から清掃活動を行っている井上さんと共に活動させていただきました。
11人でゴミをひたすらに拾っていると、ジュースを販売している方が全員分の差し入れをしてくださいました。
それは、自分が進んで行動して見せることで、他者に何か影響を与えられたのではないかと感じられた瞬間でした。
チャリティーイベント-おにぎり
この2週間で1番の達成感を得られた活動がこのイベントでした。
朝早くからインターンの皆さんにも協力していただき、午前と午後で計280個のおにぎりを作り販売することができました。
美味しいと言ってくれたり、なかには2つ買ってくれる子もいました。
そしてその収益を3つの貧困世帯の支援(食料品や教材)に充てることができました。
自分たちで作ったおにぎりを売って、十分な収益を得て、それを支援に充てることができた、この流れに達成感を感じ、人の役に立てたのではないかと思いました。
活動を終えて
先進国と呼ばれる日本と途上国と呼ばれるカンボジア、ゴミが落ちていない日本と落ちているカンボジア、ものが沢山ある日本とないカンボジア。
先進国で、街が綺麗で、ものが沢山あっても、気が病んでしまって笑顔になれない日本人は多くいると思います。
2週間の滞在の中で、途上国で、街がゴミで溢れていても、多少ものが整っていなくても、その環境下で生きる道を見つけ、笑顔でいるカンボジア人を見ました。
この2つの国の人々をみて、幸せとはいったい何で決まるのだろうかと疑問を持ち、より多くの世界を見てみたいと強く思いました。
私の経験を言語化したこのレポートから想像できることは限られています。
ぜひカンボジアに来て、実際にこの国の歴史や人を知って、自分自身で色々なことを感じてみていただきたいと思います。
最後に、JECSAカンボジア代表 松田さんをはじめ、様々な活動を共にしたインターンの皆さん、現地NGO団体ACE(Advanced Centre for Empowerment)の皆さん、現地ホストファミリー、複数の小学校やスラムで出会えた沢山の子供たち、その他にも特別な2週間を作り上げてくださった全ての方々に心から感謝申し上げます。
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