【スタッフブログ】カンボジアで出会った2週間の景色
7月21日にプノンペン国際空港に降り立ってから、早2週間が過ぎました。
私は、以前、一度だけカンボジアを訪れたことがありましたが、実際にカンボジアの家庭の中で生活するのは初めてだったので、最初の数日間は驚きの連続でした。
冷たい雨水のシャワーやゴミの投げ捨て、
トイレが水洗ではなかったり、
バイクには3人も4人も乗っていたりと、
私にとって、驚きであり、本当に新鮮なことばかりでした。
今では、どの光景にもすっかり慣れましたが、初めて目にした時の衝撃を忘れることはできません。
私はここで2週間を過ごし、カンボジアの人々は年齢や性別などに関わらず、多くの人が穏やかでおせっかい好きな性格を持っていると感じています。
私のホームステイ先の家族はもちろん、その親戚や集落の方々、子どもたちや先生方など、私はいつも周りの方々のそんな性格に支えられています。
私のホストファザーは、食事の度にご飯のおかわりはいらないかと聞いてくれ、
ホストマザーは、日本を離れて2週間が経つ私がホームシックになっていないかと心配してくれます。
英語の先生であるホストシスターとは最近ようやく打ち解け、この間市場でヘアアクセサリーを買ってもらいました。
そして、ホストグランドファザーは、私によく庭のパッションフルーツをプレゼントしてくれますし、ホストいとこは休日になると、私をバイクに乗せて遊びに連れて行ってくれます。
通りかかった結婚式に飛び入り参加でご飯をごちそうになったり、通っているインターナショナルスクールでは校長先生のご厚意で、自分と同年代の子たちに英語を英語で教えるという経験をさせてもらったりもしています。
このような形で、私はカンボジアに来てから毎日、皆さんの優しさに触れて生活を送っています。
そんなカンボジアの人々の性格は、もちろん子どもたちも例外ではない上、彼らの性格にはさらに人懐っこさが加わります。
私がホームステイ先に到着した日、すぐにどこからともなく家の庭に集まってきた小学生くらいの子どもたちは、名前や年齢を英語で質問してくれたり、簡単なクメール語を教えてくれたりしました。
カンボジアは子どもの数が多く、私が滞在している集落にもたくさんの子どもたちがいます。
夕方になると、彼らの遊び場には多くの子どもたちが集まり、私がそこを通りかかると、みんな一斉に手を振りながら、大きな声で私の名前を呼んでくれます。
初対面の子どもでも、すれ違いざまに笑いかけると、ほとんどの子どもたちははみかみながら笑い返してくれます。
例え言語を通した会話はできなくとも、彼らはそんなことを気に留めないほど無邪気で純粋なのです。
そんな子どもたちに、私は授業中にもよく助けられています。
私の担当しているクラスには20人弱の子どもたちが参加しており、彼らは1人残らず英語に対する熱意が強く、勉強熱心な生徒たちだと感じています。
常に英語を学ぼうとする姿勢を持ち、生徒間での教え合いも活発です。
英語が得意かどうかに関わらず、黒板やタブレットに書かれている英語を一生懸命ノートに書き写し、手を挙げて質問に答えようとするその積極性に、私は何度も心を打たれました。
とはいえ、彼らはまだ11歳、12歳なので、休憩時間には芝生に飛び出し、男女関係なくサッカーやバレーボールなどを楽しむ子どもらしい姿がよく見られます。
教室の中に残る子供たちも、黒板に文字を書いて日本語を学ぼうとしたり、私たちにお菓子を分けてくれたりします。
また、あるインターン生の授業最終日には、バルーンやプレゼントを買って盛大に別れをしのんだり、彼女が家に着くぎりぎりまで見送ったりと、ホスピタリティにあふれた子どもたちの姿を目にしました。
私は、まだ高校生で、教育や授業に関する知識もほぼないまま参加し、2週間が過ぎた今でも上手く授業をできているかは分かりません。
ですが、この先の2週間も授業を頑張りたいと思えるのは紛れもなく、いつも笑顔で接してくれる子どもたちのおかげです。
もちろんここまでの生活は、松田さんをはじめとするスタッフの方々や、一緒に頑張れる仲間のインターン生なしでは絶対に乗り越えられませんでした。
改めて自分の周りでいつも支えてくださる方々に感謝し、残りの期間、精一杯自分が教えられる限りの英語を彼らに伝えたいと思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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