【カンボジアの地方に光を運ぶ】まなぶ日本語学校と神戸ヒューマンサービスの学生さんたちがインターン校を視察
6月22日、夏至。
今日は、プノンペンからまなぶ日本語学校の学生さんたち26名と神戸ヒューマンサービスの技能実習候補生40名の方々がインターン校を見学されました。
まなぶ日本語学校さんと神戸ヒューマンサービスさんの過去記事はこちら。
中型バスと大型バスの2台に分乗されて、コンポンスプー州KronChberMonのPTTガソリンスタンドで待ち合わせ。
車内のまなぶ日本語学校の学生さんたち、リラックスされています。
そうそう、この学生さんたち、あいさつがとても元気がいいんです。
お辞儀と大きな声であいさつを発声します。
そして、神戸ヒューマンの学生さんたちも立ち止まって立礼。
カンボジアの地方都市で、ここだけ日本のムードが漂っています。(笑)
これらは、すべて先生方の指導によるものです。
さすがですね。
どんな仕事に就くにしても、元気や活力が必要とされますから。
この後、プサーリトレイの景観のいい場所にご案内しました。
技能実習生の学生さんたち。
このメンバー全員が日本で就労することを目指して、日本語を勉強しています。
皆さんで記念撮影。
学生さんたちはこちらで昼食を取り、スタッフさんとうちのメンバーたちは、近くのバンチヤウのお店へ。
はやい、安い、うまい。
どこかのキャッチフレーズがそのまま当てはまるカンボジアの伝統料理です。
総勢19名で食べるバンチヤウもいいもんですね。
一区画に20人はゆうに着座できることを学びました。
このあと、一路、学校へ。
プレイボン小学校には、神戸ヒューマンサービスの学生さんたち。
ルムチェック小学校には、まなぶ日本語学校の学生さんたち。
それぞれが、苦難がありました。
プレイボンまでの道は、大型バスが通れないので、沿道から数百メートルを徒歩で移動。
ルムチェックへは、プレイボンから更に20分の悪路の道のりの移動。
そして、学校へ。
こちらは、ルムチェック小学校。
ギャラリーがわんさか集まってきました。
生徒は15名。
どの子も大勢も参観者にびっくりしています。
そんな中でも、学びになれば、目が輝きだす子供たち。
そう、この瞳なんです。
どうですか。私は、この瞳にどれだけ力をもらっていることでしょうか。
ひたむきで、純白な子どもの目。
先生の発音をリピートします。
指導に当たるMさんも、これがあるから遠くまでがんばって通えるんだとおっしゃっていました。
視覚教材をうまく活用するMさん。
子どもたちの集中力を高めるために有効なんです。
Mさんは教室における立ち位置もいいですね。
学生さんたち、ご自分の子ども時代と重ねて授業を参観していらっしゃるのかもしれません。
ありがたいことに、生徒に気軽に声をかけてくださる代表の柳内さん。
事務局の加藤さんも優しく声掛けをしてくださっています。
そして、日本語教師のひとみ先生も子どもに寄り添ってくださいました。
私は、このシーンを、光の当たらない地区の子どもたちに太陽が降り注いでいるイメージを重ねて見ていました。
心の中は、感動でいっぱい、目はウルウルしていました。
そして、月の歌。
柳内さんは、他の教室もぐるりと参観。
どの教室の子どもたちも人に見られていることは、喜びなんです。
それは、自分たちの存在を知ってもらえることだからです。
柳内さん。
「このミニ黒板、いいですね。うちも使おうかな。」
学生さんたちも子どもの頃使っていたとのこと。
そして、外では、学生さんたちが子どもたちへの贈り物の準備をしています。
休み時間になったら、こちらに集まってもらうように伝達。
お菓子、クッキー、飴、飲料、歯ブラシ・・・。
柳内さん、子どもたちに交じって、整列。
先生が説明を加えてくださいました。
貧しい村の子どもたちです。たっぷりと愛情あふれる光を当てられている感覚を全員が感じていることでしょう。
子どもたちに説明しているのは、まなぶ日本語学校のネアリーさん。日本語が堪能です。
一人一人に手渡していただきました。
かわいらしい表情です。
ルムチェック小学校は、あいさつやマナーなど、基本的なしつけが行き届いている学校。
これも、ひとえに先生方のご指導によるものです。
スタッフの皆さんや学生さんたちもきっとそう思われてことでしょう。
最後に、Pay it Fowardの看板をもってみんなで記念撮影。
この後は、激しい雨の中をプレイボン小学校へ。
雨が上がって、途中で停車し、ずぶ濡れになった上着を脱いで手絞りして、再度走るというカンボジアならではの対処法。
3時過ぎ、プレイボンの愛らしい子どもたちも授業を終えた後も残っていました。
今日のプレイボン小学校の子どもたちも、授業を見てもらえたことの喜びをたっぷり感じたようでした。
表情には出しませんが、顔には、うれしーと書いてありますよ。
右から2番目の女の子。すごくまじめで勉強熱心な子なんです。
そして、全体会。
ここでも柳内さんは、2つの団体の代表だけに出番が多く、皆さんの笑顔から学生さんたちからの信頼が厚いことがよくわかります。
そして、ユニークなお人柄でもあり、カンボジア支援に素晴らしい実績を残されています。
この後、チアフルスマイルの活動を紹介させていただきました。
カンボジア人の皆様に我々の活動を知っていただくことも、大切なことだと改めて感じた次第です。
学生さんたちの感想
「日本の方々がこのような支援をしてくれていることに感謝します。」
「私が子どもの頃は先生が怖くてあまり勉強が好きになれませんでしたが、日本の先生たちが優しく教えている姿を見て、子どもたちは幸せだと思いました。」
「子どもたちが一生懸命に学んでいる様子を見て、私も頑張ろうという気持ちになりました。」
私と柳内さんとの出会いも、偶然の産物。
このような素晴らしい出会いがあるからこそ生きているって素敵なことだと思いませんか。
2000年初頭にカンボジアに来られて、孤児院支援から始め、そして日本語教育に取り組んできたという柳内さん。
決して飾らない、いつも同じカジュアルな感じのお人柄です。
今日は、皆さんにお越し頂き、チアフルスマイルを代表して、心からお礼を申し上げます。
子どもたちも、大きなエネルギーをいただきました。
学生さんたち、今後も続けて子どもたちに会いに来てくれるとうれしいな。
夜は、スタッフでお鍋を囲ってご苦労さん会でした。(ピンぼけは、スマホが濡れて調子が悪くなったせいかもです。すみません)
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