【スタッフブログ】子供に勉強の楽しさを伝える

初めまして。

私は3/7〜4/6の1ヶ月間カンボジアに滞在し、ボンクナー小学校の5年生に英語の授業をさせていただいている、平井です。

学校での活動、アパートでの生活、そのほかの活動について振り返ります。

授業は、月、火、水、金の主に15:00〜17:00に行いました。

授業開始の30分前に教室を開け、コウモリのフンや床に散らばっているゴミ等の清掃から始まります。

教室を掃除していると、何人かの子供が手伝ってくれて、隅々まで一緒に掃除をしました。

簡単な単語は、歌を歌ったり体全体で表したりすると、子供たちは楽しそうに活動します。

また、授業後半は集中力がなくなりますが、書く活動を取り入れると、どの子も静かに集中して取り組みます。

クメール語の影響なのか、アルファベットを書くことが難しそうだったので、四線の上に書いたり、注目してほしい形を繰り返し伝えたりすると効果的です。

子供たちの名前は発音するのが難しく、クメール語でコミュニケーションを取るのには本当に苦労しました。

それでも子供たちは、「チャー!チャー!」と目を輝かせながらたくさん話しかけてきてくれ、とても嬉しかったです。

ボンクナー小は、これまでの多くの支援のおかげで水道があったり綺麗な地面があったりと、比較的整備された小学校でした。

それでも日本の学校のように電気や電子黒板、プリンターなどがあるわけではなく、授業を行うには多くの工夫が必要でした。

また、授業と休み時間のメリハリがきっちりしているわけではなく、日本の当たり前は通じない、ということを痛感しました。

次に、生活についてです。

私はアパートに滞在しました。

ご飯は、近所のヨンさんという方の家に行き、食べていました。

日本にいると、こんなに健康的なご飯を食べ続けたことはなく、とてもありがたかったです。

また、この辺りには子供が本当に多く、子供から大人までとても気さくな性格なので、翻訳機を通してでも会話をするのが楽しかったです。

近くにはカフェも数軒あり、店員さんと英語や日本語で生活の違いやこれまでの経験などたくさんの話をできたことも有意義な時間でした。

毎日手洗いで洗濯すること、トイレを手動で流すこと、鶏の鳴き声で目を覚ますこと、見たことない生き物がいること。

日本にいるだけでは経験できない刺激的な毎日でした。

最後に、そのほかの支援活動についてです。

カンボジアに着いて最初の4日間は、プノンペンで生活しました。

ACEという団体の15周年パーティーへの参加、7年以上1人でプノンペンを清掃している井上あいびきさんとの清掃活動、チャリティーコンサートへの参加、トゥルースレン虐待博物館などとても濃い週末を過ごしました。

また、他のボランティアの方と一緒に朝早くからおにぎりを作ったり、ヘアカットのお手伝いをしたりもしました。

この1ヶ月間、同じインターンやボランティアで出会った日本人の方々と、たくさんの話をできたことも良かったと感じています。

発展途上国に対する支援の本質とは何か、日本の価値観はどこまで伝えるべきなのか、実際に現地に足を運び、現地の方と同じ生活をしたことで、新たな気付きや考えを身につけることができました。

私は、今回、子供たちに学ぶ楽しさを知ってもらいたいという思いでインターンに参加しました。

子供たちがもっと多くの可能性を手に入れるための、将来の夢を叶えるための、きっかけになればいいなという思いです。

私が彼らのためにできることはほんの小さな、限られた力であると感じます。

私は現在大学で教育について学んでいるのですが、これから教育だけでなく、環境や政治、経済など多角的なことを学び、少しでも子供たちの笑顔を絶やさないためにはどうすればいいか、考えていきます。

ありがとうございました。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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