Chreav小学校の水道修繕が完了
シェムリアップ州Chreav小学校のトイレ。
写真で見ても、老朽化が進んでいることが一目瞭然ですが、紙面上で唯一お伝え出来ないものがあります。
それは、・・・。
におい
です。
はっきりいって、臭いんです。
小便器が陶器ではなく、壁面にべったりつくモルタルになっているのに加え、その尿を洗う水が流れない。
その一番の原因は、この5,000Lのタンクの高さにあります。
あと、1m高く設置すれば、位置エネルギーの法則で、水はスムーズに流れていたはず。
明らかに設計ミスです。
それゆえに、学校設備のサポートに携わるなら、現場に居合わせて、施工をきちんと見届けなくてはならないと思っています。
今回の施工は、電動ポンプを設置し、このタンクからの水を強制的に送り出すための施工です。
まずは、ポンプの選定から。
耐久性と静音性から、選ばれたのはこちら。イタリア製です。
施工の内容は、パイプ間にモーターを挟むことです。
パイプの加工。
電源の配線。
水栓の取り換え。
3日がかりの作業で完成しました。
この水の勢いをご覧ください。
この学校の水は、井戸水なので水道代がかかりません。
これで、また一つ、学校の衛生環境が良くなりました。
なお、こちらの電動ポンプと配管のパーツは、日本の方、お二人からのご支援によるものです。
足りなかった予算は、学校側も一部負担してくださっています。
今回の補修工事に関わってくださった方々に、改めてお礼を申し上げます。