本当の国際支援 国際協力とはどんなことをするのがいいのでしょうか?
少し前に、私のところにこんなメールが届きました。
日本でもニュースになりましたが、カンボジアに国際的な振込詐欺の巨大拠点があり、世界中から人を集めて海外に詐欺を行っています。このような信じられないようなことがカンボジアで起こるのは、政府関係者の腐敗が大きく、子供たちやまじめに働く人に多大な悪影響(モラルの低下など)を与えています。
海外からハード面の金銭的な寄付をすることはこのような腐敗を促進し、負の効果もあると思っています。私の経験では、ハード(箱物や、学用品などの物品)の支援より、むしろソフトの支援の方が子どものやる気を大きくし、教育効果が大きくなるように思います。かつて日本の学校は、地元の親などが協力して作った小屋のような建物でしたが、その時の方が、子どもは感謝して、頑張って勉強したと聞いています。このようなこともあり、私としては、ハード面の支援より、ソフト面の支援について考えています。
国際的詐欺拠点の件については、前の記事で書きました。お読みください。
しかし、カンボジアに詐欺拠点があるから、
カンボジアは腐敗している
子どもやまじめに働く人々に悪影響を与えている
などというのは、やや的外れです。
例えば、外資を招き入れることは、カンボジアに雇用の機会をもたらすほかに、それに伴う経済効果も大きいこともあります。
また、多くの工場の誘致も、何十万人という雇用を促進し、働く機会の少ない人々に月給を保障することにもなっています。

ですから、カンボジアでの特殊詐欺報道を聞いて、カンボジアは腐敗していると思わないでいただきたいのです。
法務省では、反汚職法が制定されており、地方の上位役職の既得権を利用した汚職などには、厳罰が下されます。
最近も、ココン州の税関・物品税支局長が、管轄下のアンドントーク税関検問所を経由して貨物を輸送していた中国人ビジネスマンから賄賂を受け取った疑いで逮捕されたというニュースがありました。
次に、国際支援でのハード面・ソフト面のことです。
この方は、ハード面の支援はカンボジアを堕落させるから、ソフト面を支援すると言っています。
まず、ハード面を支援することが、腐敗を促進するという短絡的な物言いには、憤りを感じます。
私は、以前の経験から、
「魚を与えるのではなく、釣り方を教える。」
という支援がベターと考えていました。

しかし、
「釣りざお」さえもないとしたら、
「えさ」もない不毛の地にいるとしたら、
このようなきれいごとが通るでしょうか。
小さな子供を残して、他界したおじいさん。

地方に行っても、通りの奥に入ってみれば、バラックに住む、学もない、お金もない、食べ物もない人々が暮らしています。
果たして、こういう現状を見た後で、ソフト面などと言っていられるのでしょうか。
私は、この方にそれを問いただします。


何一つ不自由ない暮らしを送っている人が、現地の人の暮らしぶりも知らずに上から見下ろすような視点でものを言えば、それは、すべて、
きれいごと
に過ぎないと思うのです。
また、小屋のような学校で学べば、頑張れるなどということも、勝手な幻想です。
カンボジアの炎天下の中での教室での午後の勉強が、どれだけ地獄のような学習環境なのかを身を持って体験すれば必ず理解できます。
先進国の思い上がりをそのまま言葉にしたような身勝手な文章にあきれ果て、私は返信を本人ではなく、あえて皆様にも考えていただきたく記事にした次第です。
首都プノンペンを訪れれば、きれいな世界を見ることでしょう。

でも、観光客が訪れないスラムのような地区も、プノンペンには何百と存在しています。

魚を与えてはだめだとか、ソフトだのハードだのだとか、問題ではありません。
本当に必要とされているところに、必要なものを届ける。
そして、それが、自立につながるように、導く。
何度も言っていますが、
困っている人に見て見ぬふりをしない。
こちらがやりたいことよりも、現地がやってもらいたいことを・・・。
そういった支援マインドで、私はカンボジアに関わっています。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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