【スタッフブログ】サポートスタッフ活動日記 1(初めての学校支援訪問)

2024年3月15日

はじめまして。サポートスタッフのNです。

この度、半年近くチアフルの活動をサポートさせて頂いております。

よろしくお願いします。

8月の支援訪問で感じたこと

支援を行う学校には首都プノンペンから2日掛けて移動しました。

途中に20-30分程、唯一の休憩所に停まります。

お昼時だからか団体バスなどが多く停まっており、賑わっています。

そしてトイレは手動の水洗トイレで衝撃です。

日本の汲み取り式(ボットン便所)のものと、自動水洗トイレの間のようなものだと感じました。

使いづらく、立ちづらいです。

 

売店では車内で食べれるような食べ物や飲み物が売られていました。

揚げられた蜘蛛も

蟹みたいな味がするらしく、いつか挑戦してみたいです。

夜の会食会

途中で現地のサポーター達とも合流し、ディナーです。

現地のレストランで鍋料理を食べました。

この写真じゃ伝えきれないですが、カンボジアの料理、とても美味しいです!

 

このお鍋は鶏や豚の出汁で取ったような、シンプルだけどコクがあって、優しい味でした。

日本の出汁と似ている気がします。

 

こちらの生活で食が合うか合わないか、とても不安だったのですが、カンボジアの料理は間違いなく日本人の舌に合うと思います!本当に美味しいです!

 

ディナーでは、カンボジア式のお酒の飲み方を教えてもらいました。

クメール語での乾杯は「チョル!モーイ!」

誰かが飲むたびにチョルモーイ!するみたいです。

誰かが飲むときは、皆が飲む。毎回毎回、話を中断してチョルモーイします。

(若い人はやらなくなってきているようです。)

 

誰かが飲むたびに飲まなきゃいけないので、お酒が弱い人は大変です。

これがカンボジア人のみんなで楽しもう!精神なのだと思います。

 

次の日が、カンボジアの学生の卒業試験なようで、学生が夜に集まってレストランも賑わっています。

前日なら勉強してるか早く寝るかだと思うのですが、国民性ですね(笑)

 

そして宿泊先までの帰り道、車内で飲酒したドライバーにこう言われました。

「夜のカンボジアは気をつけて!こうやって飲酒運転してる奴が沢山いるから!巻き込まれ事故は防げないからね!」

説得力抜群です。

 

宿泊先の手違いにより、ドクターの友人と同じ部屋に宿泊できることになりました。

おかげでクメールが少し上達しました。

 

ホテルに置いてあったクメールの伝統的な民族衣装を着せてもらいました。

分厚く硬い生地で動きづらいです。行事やイベントのときに着用するみたいです。

とてもきれいな生地です。

支援先の学校にて

次の日は5時半に起きて学校に向かいます。

トゥクトゥクに乗って2時間半程度、緑に囲まれた学校に到着しました。

まずは教員の方々と交流と支援物資の贈呈です。

 

現状の学校の状態や、生徒、教育についてなどの話をします。

カンボジアの学校の状況は学校ごとに違く、松田先生が詳しく聞き取りしています。

 

途中、現地の先生が案内してくださり、授業に参加させて頂いていただきました。

先生にクメール語で訳してもらいながら、軽く自己紹介などのお話をしました。

自己紹介と日本の文化紹介をする支援者様たち。

生徒たちは熱心に聞いています。

 

折り紙がとても人気でした

 

そしてそれを教室の外から何だ何だと覗いている低学年の子どもたち

外国人に興味津々です。

先生が入っていいよと促したらゾロゾロ(笑)

フレンドリーでよく笑う子達が多い印象を受けました。

何かをし始めるとどんどん子供たちが集まってきます。

言語が通じなくても意思疎通は取れるのだと初めて知りました。

 

最後は、帰らず残っていた生徒たちと先生と共に記念撮影

生徒たちがそれぞれ支援者様に教えられながら作った、紙のお花を掲げています。

活動を終えて

私にとって初めての海外ボランティアでした。そして、この活動からたくさんのことを学び、刺激になりました。

ボランティアを受ける子供たちは貧しくて可哀そうな子供たちでは決して無いと知れたことは、私にとって大きかったです。

全力で一緒に楽しんでくれる子供たちと接していると、恵まれていない可哀そうな子供たちというよりは、ただ国籍が違う普通の無邪気な子供たちだなと思いました。

そしてボランティア活動を終えて残ったのは、

この子供たちにもっと質の高い教育ができ、この子たちが沢山の選択肢の中からより良い道を歩めるようになったら素敵だな、その手助けができたら私も嬉しいな、という感情でした。

ボランティア活動とは、教育の環境が恵まれていない、可哀そうだ、支援活動するべきだ、といった同情というよりは、ただの愛なのかなと思いました。

 

また、今回、スタッフとして活動に同行させていただき、支援活動の裏事情について、少しお話を聞くことができました。

意味のある支援とは、簡単にできるものではないということを実感しました。

 

例えば、もう既に持っているものを寄付したとしても、使われないかもしれない、

 

ただの思い込みで実際に必要では無いものかもしれない、ということを考慮しなければならないと知りました。

 

この団体は、複数回学校にまず出向き、必要な支援の確認後、学校ごとに支援物資を変更、量の調整をしています。

 

学校まで赴くのにも時間が掛かりますし、政府の各学校の状態把握もしっかりしていないため、支援が必要な学校の情報を仕入れるのも大変です。

 

現在、松田先生は図書支援の他に、簡易的な保健室のようなものが作れる薬剤の支援活動ができないか検討しているみたいです。

でも、ただ薬剤を渡すだけだと、先生が家に持って帰ってしまうかもしれません。

どうすればきちんと生徒たちに行き届く支援になるかが問題だと仰っていました。

支援とは、ただ支援して終わりでは無いのだと知り、難しい問題だなと感じました。

 

また、支援活動に必要な経費についてお聞きしたのですが、支援者様からの寄付金での活動は本当にカツカツです。

 

松田先生自身、現地人と同じ生活をして過ごしています。先生と話すほど、この団体は営利目的の活動では無いなとヒシヒシと感じます。

 

実際に現地で遭遇した日本人ボランティア団体の話を聞くと、ボランティア活動をするのに何十万円の参加費が必要だという話でした。

 

私がこの団体を知ったのは、本当に運が良かったと思います。

松田先生を初め、現地で協力してくれているカンボジア人、学校の先生方々、たくさんの温かい人たちに支えられている団体だなと感じています

短期間でのサポートになりますが、私にできる最大限のサポートが出来たらなと思っています。よろしくお願いします。

 

この団体の一員として、活動をサポートできることに大きな喜びを感じています。

 

以上です。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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