【スタッフブログ】人つながりが折り重なる世界

スタッフブログ

こんにちは。

JECSA カンボジアさんで、1ヶ月のインターンをさせていただいています、髙橋怜楽です。

アンコールワットで有名なシェムリアップ州の中心部から、車で1時間ほどのチェアリアトム小学校で英語を教えています。

学校の生徒さんたちの様子からは、過酷な生活状況が垣間見えますが、みんな笑顔で挨拶をしてくれたり、ハグをしてくれたり、手を振ったりしてくれます。

今回は、生徒だけではなく先生をエンカレッジするということについて綴りたいと思います。

活動を始める前のミーティングで、松田さんから、

「今までは日本のインターン生が現地の先生の代わりに授業を行ってきたが、これからは一緒に授業をつくっていってほしい」

とのお話がありました。

外部からの手が入らなくても、カンボジアの人々で持続するような流れをつくるというのが、本当に有効な支援だ、という考えからです。

もちろん一緒に授業をつくるというのはとても難しいことです。

それでも、私たちの活動が、少しでも小学校の教育にいい影響を与えているということを信じて、取り組んできたことを紹介します。

まずは現地の先生方の授業を見学させてもらい、先生方や生徒さんの英語力を把握することに努めました。

結論から言うと、先生にも生徒さんもレベルには相当のばらつきがあります。

カンボジアの今までの歴史や教育アクセスへの格差が反映されていると考えられます。

そのうえで、各クラスの教科書の進度や先生のレベルに合わせて、授業内容や教材を考えます。

ここでは、先生とのコミュニケーションをとても大事にしました。

できるだけ職員室や校長室に入りびたり、時間がありそうな先生をみつけ、次の授業では何を歌うか、どう教えるかなどを事前に共有したり、先生方自身のアイデアや考えを引き出そうとしたりしていました。

先生方はみんなフレンドリーで、いつも笑顔で話しかけてくれます。

英語が苦手な先生が多いので、ジェスチャーや覚えたてのクメール語や翻訳機を使ってコミュニケーションをとっていました。

授業では、英語がある程度できる先生にはメインで授業を行ってもらい、苦手な先生の授業では、最初に見本を見せてそのあと先生にパスする、ペアワークの見本は先生と行うなど工夫をしていました。

ボキャブカードや、単元に合わせたアクティビティ、授業の最後のティング&一人一人の発音チェックなど、内容は多岐にわたります。

ライティングとチェックは、できるだけ多くの生徒さんが、少しでも「できた」という気持ちを授業中に味わってほしいという気持ちからはじめました。

特に先生方には、事前にこの単語を訳してほしいと伝えて、ボードに書いてもらっていました。

これがすごく助かる。

クメール語での「意味」が分かったうえでのリピートも、単元によっては大切にしていました。

もちろん課題もあります。

先生の中には、「インターン生が代わりに授業を行う」という認識の方も居り、こちらが教えているうちに教室からいつのまにか出て行ってしまう人もいます。

また、事前打ち合わせの通りに行かないことはざらです!

毅然と、臨機応変に対応できるように努めています。

自分の行なっていることが本当にベストなのか悩み続ける日々でもあります。

それでも、あと残り1週間しかないことを先生方に伝えたら、

「あなたは笑顔でチアフルだから、とてもさみしい。」

と言ってくれたとき。

廊下を歩いていると

「teacher!」

と手を引かれて教室に連れ込まれ、子供たちと一緒に遊ぶとき。

体調不良で授業に出れなかったとき、

「teacher Reiraは?」

と聞いてくれた子供たちがいたということ。

ホームステイ先のお母さんが連れて行ってくれたアプサラ(カンボジアの伝統的な踊り)教室で小学校で、私が英語を教えている生徒と一緒に踊った思い出。

人とのつながりが、折り重なって世界ができていることを実感する貴重な日々でした。

たくさんのことを学ばせていただきました。

最後に、体調不良の時も支えていただいた松田さん、おいしいごはんと思い出とやさしさをくれたフォーンさん一家、学校の先生方、そして生徒さんたちに感謝を伝えたいです。

いつもいつも、私をteacherと呼んでくれてありがとう。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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