【スタッフブログ】インターンシップに参加して
みなさん、こんにちは!
ボンクナー小学校6年生で3月5日から27日までインターン活動をさせていただきました久野と申します。
私がこの活動に参加させていただいたきっかけと感想を書きたいと思います。
昨年11月に初めてカンボジアを訪れました。
その時はいくつかの村にあるフリースクールの授業を見学したり、少し授業をさせてもらいました。
フリースクールというのは、公立の学校に行くお金がない子や、なじめない子たちが行く学校ということでした。
1週間という短い期間でしたが、いくつかの学校を周り、日本がいかに恵まれていて環境も整えられているかということにカルチャーショックを受けました。
学校に行くくらいなら家の手伝いをしなさいと言われて学校に行かせてもらえない子、鉛筆やノートも十分にない環境など、、、
また、この国ではポルポトによる大虐殺という悲しい過去があり、知識人や先生が不足していることも恥ずかしながらこの年になって初めて知りました。
日本に帰り、そのことを周りの人や家族にも話しました。
話を聞いた人たちは、とても驚いていました。
世の中にはそんな貧しい子たちがいるんだ、カンボジアでは昔そんなことがあったんだ、と驚いていました。
わたしはもっと多くの人にカンボジアのことを知って欲しい、また自分にできることがあれば少しでも何かできないかという思いに駆られ、今回のインターンシップに申し込みました。
カンボジアの人々は物や環境が整っていなくても、みんな笑顔です。
学校に来る子たちでつまらなそうな顔をしている子は一人もいません。
みんなキャッキャ言って喜んで学校に来ています。
今回6年生のクラスを担当し、休憩時間には子どもたちとグーグル翻訳に頼りながら、いろいろと話をしました。
国は違っても子どもたちの興味があることは同じようなことなんだなと感じました。
名前を聞いたあとに子どもたちは必ず私の年齢を尋ねます。
(だいぶサバを読んで答えておきました)
そして子どもは何人か、何歳か、写真を見せて、と言います。
今月息子が小学校を卒業したので、卒業式の写真を見せて説明をすると、「オオ〜!」と言って拍手をしてくれました。
我が子の卒業式にも出ずにカンボジアに来ましたが、カンボジアのみんなが息子の卒業を祝ってくれたのがとても嬉しく、家族にもそのことを伝えました。
もうすぐ来るクメール正月のこと、子どもたちの将来の夢などを教えてくれました。
「いつか日本に行ってみたい?」とたずねると迷わず「チャー!」「バイ!」(はい!)と。
「頑張って勉強して夢を叶えてね」と言うと、キラキラと瞳を輝かせ、本当に純粋で素直な子たち。
村を歩けば「(ティー)チャー!」「ハロー」と言って、遠くからでも大声で声をかけて手を振ってくれる子。
通るたびに見知らぬ私にも笑顔でニッコリしてくれる村の大人の方々。
いつも美味しいご飯を食べさせてくれて、大笑いで明るく話しかけてくれるヨンさん。
唯一日本語が通じる、学校前のカフェのソバンさん。
たくさんの人々に支えてもらい、助けてもらいました。
現地の人の役に立とうと思って来たのに、自分の方が与えてもらうものの多さに気づいた1ヶ月でした。
授業については、日本ではデジタル教材や絵カードなど何でもそろっていますが、十分なツールがない中での指導はなかなか創意工夫がいるものです。
また、2時間続きの授業でいかにメリハリをつけて行うかというのも課題でした。
そのような中でも副読本があったことがとてもありがたかったです。
時折おしゃべりしたり集中力が途切れてしまう子もいますが、書く活動となると時間がかかってもちゃんとやるところは感心しました。
丸つけをする時にはなまるをして、とせがむのは日本の子と同じです。(笑)
今回の滞在中、3月8、9、10日はプノンペンに滞在し、ACEさんの15周年記念パーティー、井上アイビキさんが7年間毎朝続けていらっしゃる清掃活動への参加、スラム街訪問、古川さんのフルートチャリティコンサートへの参加など、充実した週末を過ごさせていただきました。
3月12日にはボンクナー小学校でのおにぎり炊き出し活動、翌日には貧困家庭への訪問など、数々の貴重な体験もありました。
日本にいたら知ることも見ることもなかったであろう経験をたくさんさせてもらい、多くの出会いをいただきました。
時期的なこともあり、インターンの期間中、日本人の方が複数名周りにいてくださったことはとても心強かったです。
休日にはバイクで市場や動物園に出かけたり、1人では行動しなかったであろう所にも出かけることができました。
今回わたしが気をつけていたことは、困ったことがあるとすぐに松田さんや周りの方に連絡や相談をしたことです。
悩んだら1人で抱え込まずに周囲の人を頼る、これも大切なことだと思います。
お忙しい中でも丁寧に対応してくださりった松田さんをはじめ、いつも助けていただいた周りの方々に心より感謝いたします。
日本に帰ったら、今回経験したことをたくさんの人に伝えたいと思います。
個人の力は小さいですが、草の根の活動で一人でも多くの人にカンボジアのことを知ってもらうきっかけになれればと思います。
ありがとうございました。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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今日もあなたの心が愛で満たされますように、オークン。
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