こんにちは。
現在、シェムリアップ州の郊外に位置するチェアリアトム小学校でボランティアの授業をさせていただいている佐野園(まどか)です。カンボジアに着いてから2週間が経ち、ラスト1週間を過ごしているところです。
自分は大学3年で、教育と全く関係のない法学部ですが、昔から子供たちが好きで先生になってみたいという夢があったので、今回このボランティアに参加させていただきました。
先生としての所感とカンボジアの生活について話そうと思います。
【先生として】
カンボジアに着いてから言われたのは、小学校は夏休みに入ってしまい、授業がないということ。
かわり夏休み中に任意の子どもたちに英語の授業を教えることになりました。
それでも最初の1週間は学校はあるということで、図書館を開放して子どもたちに勉強を教えたり、逆にクメール語を教えてもらったりしていました。
その1週間で一番感じたのは「言葉の壁」。
母語ではない英語で子どもたちとどう会話していいのかわからず、コミュニケーションに苦労しました。
ですが、腕相撲したいとジェスチャーで伝えてくれたり、教室に連れ込んでくれたり、自分の絵を描いてくれたり、子どもたちが自分に興味を持ってくれていると実感できた時は嬉しかったですし、自分も子どもたちのために頑張らないといけないなと感じました。

そして、夏休み中の授業は、ABCの書き方から学ぶビギナークラスと、ある程度読み書きできるアドバンスクラスに分けており、自分はアドバンスクラスを担当していて、ビギナークラスは同時期に来られた泉さんが担当してくれています。
授業は先生との協働もなく、クラスには学年関係なく4~6年生が集まるということで、すべての子どもたちが参加しやすいような授業の内容を自分で組み立てなければなりません。
最初の授業で集まった生徒は63人。
準備した内容で大丈夫かと不安で、正直とても緊張しました。
ですが、大声で盛り上がってくれたり、Teacher!と言って手を上げてくれたりしている子どもたちを見て、「子どもが楽しんでる=自分も楽しいんだな」ということを実感できて、先生になれてよかったと改めて思いました。

すべての授業がうまくいくわけではなく、試行錯誤の連続で、内容が簡単すぎて退屈そうだったり、難しくて首を傾げていたり…。
先生が自分1人だということもあって、フィードバック等もなく内容の調節が難しかったです。

ですが、回を重ねるごとに簡単な受け答えを楽しそうに英語で答えてくれる姿を見ると、とても嬉しい気持ちになります。
子どもの反応は自分の授業の鏡です。
夏休み中ということで、残念ながら参加する生徒の数は減りつつありますが、残り1週間子どもたちがどうやったら英語を楽しんでくれるか、考え続けたいと思います。


【他国の人として】
学校以外ではホストファミリーのフォンさんの家で過ごしています。
家ではお子さんのジュンくんと毎日遊んでいます。何か気に入らないと”I angry”と言ってくる姿が可愛らしいです。
「ボーン!(お兄ちゃん)」「コー!(こっち来て)」と授業の準備をしていても、横になろうとしても呼んでくれます。

おばあちゃんは英語は話せず、僕もクメール語を話せませんが、カタコトのクメール語とジェスチャーを使ってコミュニケーションをとっています。
不思議なことになんのこと言っているのかなんとなくわかる時があります。
おおらかで優しい方で、言葉が通じなくても安心して過ごしています。
おばあちゃんの作るご飯はいつもおいしくて、毎日ご飯をおかわりしています^_^
フォンさんとは英語で話していますが、洗濯の仕方を一緒に手洗いしながら教えてくれたり、夜蜂に刺された時に飛んできてくれたり、親のような存在です、
また、フォンさんのお友達のトゥクトゥクの女性ドライバーの方たちと知り合いになり、一日中シェムリアップの観光をサポートしてくださいました。


このようなカンボジアの生活の中で、観光客としては知ることができない生のカンボジアを体験できました。
自分の居場所ができた気持ちです。
最後に、この活動を通して、先生になるという一つの夢が叶いました。
明るい声で「チャー」と呼んでくれる子どもたち、僕たちを受け入れてくださった小学校の皆様、活動、生活を支えてくださった皆様に感謝申し上げます。
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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今日もあなたの心が愛で満たされますように、オークン。
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