シェムリアップの中心部からバスで1時間ほど離れた‘Run Ta Aekという街で、チェアリアトム小学校の生徒たちに英語を教えていました。
2024年12月23日から1月13日までの3週間という短い期間ということに加え、新年を迎える時期ということもあり学校がお休みの日が多くもどかしかったですが、今まで過ごしてきた16年間の中で一番濃く素敵な3週間でした。
ちなみに、カンボジアには冬休みがありません!
↑飛行場からみた朝日はとても感動しました。
自分で突っ込んでしまいますが、16年間=16歳!?となると思います。
現に、私は16歳で日本ではごく普通のJKをしています。
初めての海外、長時間のトランジット、言語の壁など、こちらに来るまではたくさんの不安がありました。
でも、いざ日本から出てみるとたくさんの人が助けてくれ、段々とその不安は薄れていきました。
今まで見たり触れたりしたことのないものたちにたくさん出会い、することなすこと全てが新鮮でした。
街並みや食べ物、暮らし方など、もちろん日本と同じこともあります。
特に初日は、日本との寒暖差やトイレの使い方、シャワーに浴び方や洗濯の仕方など、学ぶことが多く19時過ぎには疲れて寝てしまいました。
↑フルーツを使ったジュースがとても美味しくてたくさん飲んでしまいます。
次の日からは学校にも行き、小学校の先生と生徒とたくさん交流をしました。
カンボジアの教育制度は日本と同じ6・3・3・4制ですが、日本とは違い小学校にも留年と飛び級の制度があります。
そのため、高学年になると私と同い年の子どももいたため、学校では年齢を詐称していました。
立派な新校舎も建設途中で、比較的設備が充実している小学校ですが、ここに通う生徒たちは服に穴が空いていたり、毎日学校へ通ったり充分な食事が取れなかったりと、学校の見た目ではわからないことがあります。
政府はたくさんの支援をしていますが、街の経済発展が追いついていなく、建物を建てる以上に必要な支援があると感じました。
学びたいけど学ぶことができない子どもたちがいることを身に染みて感じ、自分がどれだけ恵まれているか再認識しました。
カンボジアに滞在した21日間のうち、学校へ行ったのは15日程度で、授業をした回数もそう多くはありません。
ですが、多くの先生が話しかけてくれ、生徒たちも一緒に遊んでくれたりプレゼントをくれたりし、仲良くなることができたと思います。
たまに授業で怠けていて怒ることもありましたが、キラキラした目で授業を受けてくれるみんなが大好きです。
お休みの日は先生やインターン生、ホストファミリーとお祭りやシェムリアップの中心部へいくことが多かったです。
人が多い場所へ行くと、病気の方や高齢の方がお金を求めている場面によく遭遇します。
正直にいうと、最初の頃はそれらのことに対し目を背けていました。
ですが、学校の先生方とお祭りに行った際に、私が素通りした人に先生がお金をあげていて、自分はこんなにもお金を持っているのにあげない自分はなんて酷い人なのだろうかと思い、その日の夜はずっとこのことについて考えていました。
きっと私と先生方の違いは「助けたい」という思いの大きさにあると思います。
目を背け続けてきた自分はその状況にすら気づくことができず、自分に対する非常に腹立たしい気持ちでいっぱいです。
たしかに、お金をあげるだけでは問題の根本的な解決にはなりません。
上手く言葉に表すことができませんが、問題に目を背け続けるよりも、その問題と向き合いできることをやり続けた方が、自分にとっても相手にとっても良い方向へ進むのではないかと思います。
少し話が逸れてしまいますが最後に、なぜ私がこのインターンに参加しようと思ったのか少しお話ししようと思います。
日本にいると生活に必要なものだけでなく、生活を豊かにすることができるものも不足なく手に入れることができます。
ですが、この豊かさに気づくことがなく、過剰な買い物等で簡単にものを廃棄してしまう。
そのようなことを何度もしたことがあるし、そのような場面をたくさん見たことがあります。
また、こうやって親の支援や政府の支援で海外へいくことができることも、恵まれている証拠です。
毎日学校へ行くことができ、学びに必要なものも揃っているのに、学習に集中できず遊び呆けてしまっている自分に嫌気がさし、このインターンに参加しました。
地元でも子ども食堂などで勉強を教えるボランティアをしており、その活動を活かしたいと思ったことも理由の一つです。
実際に学校へ行き活動をしたことで、今までのままでは気付くことができないことにたくさん気づけたと思います。
たくさんのものに出会い、たくさんの人と話し、たくさんのことを考える3週間でした。
まだはっきりとはしていませんが、私自身がしたいことや目指すべきこと、自分の根幹にある何かにつながる糸口が見つかったような気がします。
それを信じて疑うことなく、これからの人生に繋げていきたいと思います。
JECSAカンボジアの松田さんと細島さん、チェアリアトム小学校の先生方と生徒のみんなと売店のお姉さん、美味しいご飯をたくさん振る舞ってくれたPhuongさん一家、その他大勢の方々にこの場を借りて感謝を申し上げます。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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今日もあなたの心が愛で満たされますように、オークン。
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