シータ先生の結婚式に参加
ご報告が遅れましたが、1月にシータ先生の結婚式に参加してきました。
今回は、カンボジアの結婚式の様子をたっぷりとご紹介します。
朝、9時ごろにプノンペンを出発。
ちょうど、渋滞が収まりかける時間帯です。
スバイリエンには、おそらく2時ごろに着くと見込んでのゆったりした移動プランです。
途中で、昼食を取ったり、カフェに立ち寄ったりしながらの移動は、結構快適。
スバイリエンに着いたのは、1時半ごろ。
先にホテルにチェックインして、30分ほど仮眠。
そして、開始時刻の4時に会場に向かいました。
会場は、ホテルから5kmほど離れたところにありました。
そしたら、なんと、誰もいません。
係の人々が、テーブル配置の確認作業をしていました。
一つのテーブルに10席。数えると、全部で40テーブルなので、400人は参加するということでしょう。
時間を間違えたかと思い、招待状を確認すると、確かに16:00と書いてあります。
とにかく、中に入ってテーブルに腰かけていると、正装をしているシータ先生が現れました。
先生は、私が遠くから来てくれたことをことのほか喜んでくれました。
聞くところによると、皆さんが来るのは、だいたい6時ごろからだとのこと。
仕事を終え、服装を整えて家を出るのがだいたいそのくらいと言うことでしょう。
この時間の感覚が、日本とカンボジアの文化の違いをよく表しています。
仮設のステージもできていて、準備は万全です。
まあ、せっかくだから開始前の会場の様子を楽しむかと腹をくくり、その辺をうろうろしたり、作業の様子を眺めていたりして、2時間ほど過ごしました。
入り口には、ご祝儀を渡す場所が設けられています。
だいたい、知人なら相場では最低20$。親戚など、縁が近いほど、額が上がっていきます。
これだけの盛大な結婚式ですので、かかる費用は50,000$~60,000$。
結構な値段です。
日も暮れかけて、人々が席に座りはじめました。
次々と食事が運ばれてきます。
肉、魚、野菜、スープ、果物、スイーツ・・・。
フルコースです。
このテーブルは、ほぼ教員養成校の先生方です。
テーブルでは、酒盛りが始まります。
ご存じの通り、カンボジアでは、コップに口をつける前に必ず乾杯をするというしきたりがあります。
もちろん、かつて交流のあった人たちが次々とあいさつに来てくれます。
教員養成大学の事務長のサレットさん。明るく陽気な人柄です。
寮の食事を作ってくれていたソフィーさん。
そして、大学のカウンターパートの先生方。私の教官室によく立ち寄ってくれていた方々です。
いつも一緒の部屋で教材研究をしていた理科専科のトラー先生。少しだけ、日本語を話します。大の日本びいきです。
授業研究にたびたび参加してくれていた付属小学校のロタナー先生。英語も全く話しませんが、なぜか心が通じ合います。
とりわけ仲の良かったセイハー先生のお姉さんとご主人。お二人とも、小学校の先生です。一度、セイハー先生に誘われて、ご家族のコッコン旅行に帯同させてもらったことがありました。
いったいビールを何杯飲んだことでしょうか。
カンボジアでは、ビールに氷を入れるので、ついつい、水のように飲んでしまいます。
ステージでは、セミプロのバンドや歌手たちが、場を盛り上げています。
ステージに上がって踊り出す教員養成校の学生たち・・・。
ステージ前に人が集まってきました。
いよいよ、野外ダンス会が始まりました。
独特のステップと手の振り。
カンボジアの伝統的な踊りです。
会場全体が盛り上がります。
こうなると、年齢も性別も関係ありません。
わたしも腕を引っ張られ、踊る羽目に。
めちゃくちゃ盛り上がる、先生方。とても仲良しです。
中央は、理科のカッシャー先生。彼も来年結婚予定で、招待するからぜひ来てくださいと言われました。
女性の原色のドレスが輝きを放ちます。
こちらの女性は、はだしです。
このステップ、独特ですが、覚えてしまえば簡単です。
踊りの様子をビデオでご覧ください。
ふと、時計を見ると、10時を回っています。
帰りは、ご丁寧にカッシャー先生がホテルまで送ってくれました。
そう、ビールを飲んでいる私を気遣って、シータ先生から指示が出ていたようです。
随分と長い時間を過ごしてしまいましたが、私にとってたいへん思い出に残る結婚式になりました。
カンボジアの結婚式の様子はいかがでしたか。
自由な時に参加し、自由に帰る。
そして、結構陽気で楽しく過ごせる。
そして、多くの人たちと再会できて、とてもうれしかったです。
(裏話)
翌日、朝ご飯を食べに、ホテルの近くのローカル食堂でクイテウを注文したところ、店主のおばさん、なぜが私を見て微笑んでいます。
そして一言。
「昨日よく眠れたかい。遅くまで踊っていて楽しそうだったよ。」
と踊りのゼスチャー。
げっ、さすが田舎町。外国人は一等目立つし、やることが筒抜けでした。
いろんな人が結婚式に出ていたんですねー。
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