プノンペン中心部から約35キロ南に位置するカンダル州に、現在建設中のテチョ・タクマオ国際空港。
総額で15億ドル以上と推測されるプロジェクトは、2019年に着工し、2025年6月に運航開始を目指しています。
もう来月のことですから、今回の直前視察には、今後のお客様を迎え入れる準備も兼ねています。

昨年、視察に行ったときには、道路がまだ整備されていなくて、空港施設の中までは入ることができませんでした。
今回は、いよいよ開業が来月に迫っている新空港へ、自家用車で視察に行ってまいりました。

ゲートのおじさんには、手合図で簡単に通過。(笑)*本当は、関係者以外は出入り禁止かもしれません。
遠めに見れば、ターミナルの建物も外観はほぼ完成しています。

2025年の完成を予定しており、新空港は、2,600ヘクタール(6,400エーカー)に及び、世界最大の空港の1つとなります。

空港規模は、4F級と言われ、エアポートの等級においては最も高いカテゴリーに分類されます。
羽田や成田よりも大きな空港というのですが、私見では本当にそうかしらと疑念が・・・。
「大きさは力だ。」がカンボジアの一般通念です。
なにせコンパクトカーが多い日本と比べ、カンボジアの道路では、大型の4WDがバンバンと走っていますから。

Toyotaのタンドラ、ランクル、タコマなんかも、人気車種ですね。
さてさて、旅客ターミナルの2Fに登っていきます。(たぶん2F は出発ロビー。)

禁断の運転しながらの片手撮影。

現在のプノンペン空港が、アライバル・デパーチャーが同一階にあることを思えば、規模はでかいと言えそうです。

まだ、工事車両がたくさん入っていました。

この裏手に、巨大な滑走路があります。
この滑走路が1800メートル以上で、翼幅が65メートル以上の大型航空機(エアバスA380やボーイング747など)の離着陸が可能となる基準を満たしています。
私も、オイルマネー豊富な財閥をバックに持つエミレーツの新ピカA380に乗ったことがありますが、内部はとにかくでかく、座席は広くて超快適でした。(残念ながら、2021年に高価格と旅客数の確保がままならない難しい運用のために生産中止)

空港建屋周辺には、トロピカルなムードを醸し出す植林。

現プノンペン国際空港は、新空港の運用開始後には、国内線・プライベートジェット・軍事活動・政府機のために使用されます。
ということは、今後は、日本からのお客様は、こちらの空港にピックアップに行くことになります。

JECSAのプノンペン新事務所も、この空港近くに居を構えました。
空港までの道路は、フンセンロード(元首相の名前)と呼ばれ、一本道で走れます。途中に、巨大なイオンモール3号店(ミエンチャイ)もあります。
ちなみに、この道路を東西に横切る大きな環状道路の名前は、習近平通りと名付けられました。
中国大使館前の通りが、毛沢東通りですから、カンボジアがいかに中国の支援を受けているかが伺えます。
本空港、最初の段階では、年間約1300万人の旅客を収容する予定で、今後、拡張されていく予定だそうです。これからの空港の成長に大きな期待が寄せられます。

変化が著しいカンボジアにおける象徴的な新空港建設プロジェクト。
急ピッチで進む工事に、胸がわくわくする心境です。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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今日もあなたの心が愛で満たされますように、オークン。
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コメント
先日、カンボジアへ一人旅へ行き、プノンペン空港利用しました。
小さい空港だなと感じたので、新しい空港ができ、国際線がそちらに移ると聞き、納得できる話だなと感じました。
私は観光で訪れましたが、それでも現地の暮らしを垣間見ることができました。
カンボジアの気候や、都市部の匂いを、実際に自分の肌で感じて貴重な経験になりました。
私が訪れたところは比較的都会なのだと思います。
マンスリーサポートの支援先などは、もう少し田舎で、少し暮らしの様子も異なるのだとは思いますが、
定期的にブログに乗せていただいているお写真をみると、その様子をイメージすることができてとてもありがたいです。
これからも支援を続けていきたいと思います。
JECSAの皆様もお体にお気をつけて活動なさってください。応援しています。
西城様、こちらにお越しだったのですね。SrasTaChan小学校のChannraちゃんにお会いできますので、次回お越しの際にはぜひともご連絡ください。その時には、きっと新空港ですね。すでに1年以上も子どもたちのためにサポートをいただき、心から感謝申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。