2023年1月~3月までのインターン活動の振り返り(その1)

2023年9月3日

2023年1月からのインターン活動には、形に現れる成果がありました。

今回は、その取り組みの一部始終を振り返ってみようと思います。

小高い丘の上から、支援校周辺を見渡し、思いを巡らします。

コンポンスプー州で迎える3度目のインターナショナルニューイヤー。

やはり、日本人の感覚には、12月の末の方が正月気分に浸れる感じがあります。

英語クラスを開く前に、ボンクナー小学校で数学の指導に当たるMさん。

実は、こちらのMさんには、インターン生の授業の見本となっていただくように、つきっきりで指導方法を教えました。

やる気のある子だけに、吸収が速く、実践しながらどんどん指導が上達していきました。

国内から送られてきた算数教材を用いての指導。多くの方々に支えていただいていることを実感しながら、指導に当たります。

このクラスは、2022年11月に指導してくださった方の引継ぎでした。

前任の方は、退職された元教師のSさん。

クメール語を用いながら、子供たちに解説をしています。

教室全体に目配りができるようになってきました。

教材研究にも余念がありません。

夜間には、近所の子どもたちに英語を教えます。

ご一緒に指導に当たるのは、年末だけ参加されている方です。

子どもたちも、喜んで課題に取り組みます。

プレイボン小学校を初訪問。

「いつから、来てくれるの?」

と子どもたちに大きな期待を寄せられましたが、残念ながらMさんはボンクナー小学校での指導担当に決定しています。

この生徒たちは、昨年の5年生で、新6年生となる子たちです。

後日、子どもたちが真剣に学んでいる場を見学していただきました。

プレイボン小学校の中堅教員、タビー先生の授業は、指導の参考になります。

授業が終われば、子供たちが自然に集まってきます。

雨が降ると、一気に水たまりになる校庭。

ぬかるみの道。

午前中には、蓮の花がこのように全開になります。

休みの日にウドンに行きました。

歴代の王様の墓石があるパワースポットです。

山頂に上って見下ろすカンボジアの大地が印象的です。

お堂の中には、お馴染みのおじいさんにご祈祷をしてもらいました。

Mさんは、ボランティア活動に大変積極的な方。

教室の修繕のお手伝いも進んでやります。

次に来る方はホームステイ。ホストファミリーとの打ち合わせに来ました。

授業の後は、近所の人たちの輪に入ってバレーボールを楽しみます。

やってきたスポーツが、こんなところでも国際交流に役立ちます。

ホームステイのインターン、Hさんが着任。

カフェでまったりとくつろぎの時間。

カンボジアのカフェは、どこでもWifiが完備されています。

Hさんも休日を利用してウドンへ行ってきました。

ここでお祈りをっしてもらった人は、たいてい良い思い出を作って、日本に帰っていきます。効き目抜群です。

そして、カンボジアの大地を見渡して、支援活動への意欲を高揚させます。

何のためにここにいるのかを再認識するのです。

スラスターチャン小学校は、トイレ建設のプロジェクトに取り掛かり始めたばかり。

お二人とも、ここへも何度か、支援活動のために足を運んでいます。

プレイトム小学校でのHさんの授業が始まりました。

プレイトムの子どもたちは、純朴で素直な子たちばかり。図書室での読み聞かせにもじっと耳を傾けます。

初めは、指導がぎくしゃくしていて、ちょっとひやひやしながら見ていました。

ある日、児童数が膨れ上がったプレイボン小学校の幼児クラスに椅子を40脚寄贈。

この支援は、状況を見て即決。授業中に座れない子どもを、放ってはおけません。

ベテランの先生方が、小学校教育に必要な基礎をここで指導してくださっています。

4歳児~5歳児のクラスです。

お兄ちゃん、お姉ちゃんが在籍している子どもも多いそうです。

こうした礼儀作法も、先生方が優しく指導していきます。

スクールサポーターの方々の支援も、この学校にはたくさん入っています。ありがとうございます。

しっかり学んでね。

ある日のMさんの授業。クレヨンしんちゃんの被り物を造って、子供たちの前に立つと・・・。

これが、3~4年生の子どもたちには大受けで、集中力がぐんと上がりました。

やはり、子供に学習を集中させるためには、何らかの手立てが必要です。

つまり、自分のことについて英語で話すことにはある種の照れがあっても、第3者のことなら、抵抗なく言えるということでしょうか。

こちらも、活動を取り入れた授業。

on the desk

under the desk

体全体で、学ばせます。

絵カードを用いた授業。

こうして、指導の幅を広げていきました。

 

日本からのご支援者を迎えて、カムナブ小学校を訪問。

ぼろぼろのベニヤ板机に3人掛けする生徒たち。

これは、見過ごせません。

校長先生と支援の段取りを協議。

一気に何十脚も導入できないので、少しずつ支援していく計画です。

4月までに、8脚の机を寄贈させていただきました。

その2へ続きます。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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