【400人に2つのトイレ】SrasTachnn小学校のトイレ建設にいよいよ着手
2022年7月に訪問させていただいたコンポンスプー州SrasTachnn小学校。
朗報です。
こちらのトイレ建設に向けて、ご支援者が現れました。
では、はじめに、こちらの学校になぜトイレ建設支援が必要かについて解説いたします。
このエリアに支援活動のために入り始めたのは、2022年6月のことでした。
たまたま近所のボンクナー小学校前のカフェに入った時に、そこのオーナーが日本語を話せる方だったんです。
ほんの小さな出会いから、大きな行動が生まれる。
これは、私の座右の銘です。
こうして、SrasTachnn小学校にも支援活動として関わることになったのです。
学校長のソッコム先生です。
2つの校舎がL字型に配置され、400人の生徒たちはここの6つの教室で学んでいます。
ところが「トイレは・・・」というと、この校舎の先200mも離れたところにあるんです。
それが、こちら。
中はこのようになっています。
このトイレの前には、井戸が設置されています。
日本の方からのご支援で造られた井戸です。
では、なぜこんなにも離れたところにトイレがあるのかと言うと、実はL字型の校舎とトイレの狭間に2棟の使われなくなった旧校舎があるんです。
それを解体することが費用面でも膨大になるために、2000年代にトイレとは反対側の敷地に校舎を建てたからなんです。
このような状態の中で、子どもたちはどのように生活しているかと言いますと・・・。
こちらは、校舎の裏側です。
この奥に小道があります。
更に進んでいくと・・・。
溜まり池があります。
その茂みで用を足しているんですね。
実際にここに足を踏み入れると、糞尿の臭いがします。
順番を待つ生徒さんたち。
女の子たちが頭を下げながら、戻ってきました。
真剣なまなざしでトイレの必要性を訴える女子生徒さん。
私たちは、いつもトイレに行くのに苦労をします。そして、数も足りていません。だから、草むらに行ってトイレを済ませます。だから、新しいトイレができることを願うばかりです。
更に、自然の中でトイレをするとこんなことが起こると言っています。
- 草むらにしゃがみこむと虫に刺されたり、草の種が足にたくさんくっついたりすること。
- ときどき肌がかぶれること。
- 家に帰るまで我慢をすることも多く、健康上良くないこと。
- 衛生的にも良くないこと。
- 何といっても恥ずかしいこと。
校内には、売店もあり、子どもたちだけではなく、大人にもトイレが必要です。
売店のおばさんもトイレがあったらいいのにねと語ります。
トイレの設備がスムーズに利用できる環境に無いからこそ、この子たちは自然で用を足すことを選択しています。
でも、学校の衛生教育と言う観点で見たら、この状況は今すぐにでも改善する必要があります。
校長先生は我々に訴えかけます。
私は、スラスターチャン小学校長のヨン・ソックンと申します。私たちの学校には、大きな問題があります。それは、トイレの数が少ないことです。少なくとも、あと2つのトイレが必要です。今回、ぜひ、チアフルスマイル様のお力をお借りしてトイレ建設を実現したいと思っています。皆さん、ご協力をお願いいたします。
政府からの支援はありません。
それは、カンボジアの教育予算が不十分なことと、対象校が膨大な数になるからです。
この学校の生徒たちに、きちんと衛生環境を整えてあげたい。
そして、良い環境の下で学びを深めてもらいたい。
そう願うばかりです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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