イケイケゴーゴーに込められた想い
2023年、クリスマスの日。
毎年、オンラインでつながるドイツ人の親友。
すでに、付き合いは27年に及んでいます。
かつて、国際郵便で交わしていたWeihnachts Karte(クリスマスカード)も今では、SNSでのやり取りになりました。
彼らにとっては一年のうちで最も大切にされる日に、お互いに必ず連絡を取り合うのには訳があります。
ドイツ人にとって、Weihnachten(クリスマス)は、
家族そろって迎える日
生きるための糧を得られる日
であり、
それを喜び、感謝する日なんです。
彼の家の居間に飾られたツリー。
単に、ケーキを食べて、プレゼントを交換するビジネスライクな日本のクリスマスとは、根本的に意味が違っています。
私も、このドイツに滞在していただけに、市街の空気感や人々のマインドが良くわかります。
実は、この日は、聖なる夜を迎えるだけに、私もあまり仕事に向き合う気になれず、朝から外を散歩したり、家で音楽を聴いたり、窓辺で鳥のさえずりを聞いたりと、ゆったりとした一日を過ごしていました。
ぼーっと、考え事をしているときに、ふと頭に思い浮かんできたのが、ぼろぼろの机で勉強していた生徒たちのこと。
新学期が始まったばかりのボンクナーの中学生たちは、下の机で勉強しています。
そして、こちらがカムナブ小学校の1年生のクラスの机です。
2023年末、図書館建設や水道建設と立て続けにプロジェクトが続きましたが、この問題は、私の心の中では優先順位が高かったものでした。
なぜなら、今こうしている間にも、子どもたちはこの机で勉強しているわけですから。
今年度は、生徒数が増えて、両校ともこのような状態になっています。
クリスマス前に決着をつけようと思い、前日に、ボンクナー小学校中学校とカムナブ小学校に机のドネーションをお約束してきました。
その直後のことだけに、外の景色を眺めながら、そのことへのお金のやりくりを考えていました。
(もちろん、これは自分のお金で実行する覚悟でいたんです。)
困っていることに決して見て見ぬふりをしない。
私が、常日頃から、テーマにしている言葉です。
そんなところへ、驚くべきドネーションが入ったのです。
それが、「イケイケゴーゴー」。
つまり、115,000円のドネーションのことなんです。
とても、しゃれていると思いませんか。
少しばかりですがと謙遜されていますが、いえいえ、子どもたちは感謝しきれません。
この方は、これまでたびたびご支援を寄せてくださってきた日本の女性。
蓮の花には意味があり、清浄な仏の心をあらわす白い蓮、救済の働きを意味する紅い蓮があります。この方の心に、その「蓮」の存在を感じるのです。
以前、算数セットを集めたときには、50個近くも取り寄せてお送りいただきました。
子どもたちへの大きなクリスマスプレゼントになりました。
暮れも押し迫る12月30日(土)に、中学校に4台の机が搬入され、小学校の一教室分の机が修理されます。
合計600$の支援です。
心から、この方に子どもたちの喜びをそっくりそのまま届けたいと思っています。
それにしても、いつもながら、私は子どもたちのことを真剣に考え始めたときに、それを実現するための支えがはいってきます。
引き寄せの法則
そんな、スピリチュアルなこと、皆さんは信じますか。
私は、心に1ミリも疑いなくあるものは、必ず目の前に実現できると信じています。
最後に、
この生徒は、聾唖児童です。
通常学級で学びが不十分なのを、スタッフの美希さんが取り出しで個別指導に当たっています。
以前、皆様にご支援いただいた算数教材は、このように継続して活用させていただいております。
2023年は、JECSAカンボジアになったこともあり、設立以来、最も数多くの支援活動を行い、スクールサポートや貧困世帯への支援に、多額の資金援助をさせていただきました。
ご支援いただきました皆様に、心から感謝を申し上げます。
どうか皆様、ご家族と共に健康で、よいお年をお迎えください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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