【プノンペンの孤児院】くっくま孤児院とひろしまハウスを訪問
今回は、プノンペンにある2つの孤児院への訪問レポートです。
くっくま孤児院
まず午前中は、くっくま孤児院へ。
入り口の靴の並び方を見て、これは指導がきちんと行き届いているという印象。
ここの運営を担当していらっしゃる楠さん。
プノンペンに16年も在住されている方です。
早速、子どもたちの伝統舞踊を見せていただきました。
ラタナキリ州の少数民族の伝統衣装をまとったダンス。
踊りの意味を、指導に当たる楠さんが詳しく解説をしてくださいました。
カンボジアには、いわゆるクメール人種とは違ったいくつかの少数民族がいます。
私も2022年12月にラタナキリ州を視察してきましたが、生活様式が異なっているように感じました。
それにしても、この子供たちの堂々たる踊りっぷり。見事ですね。
バンブーダンス。
このステップは、相当練習していないとできません。
そして、ポップなダンス。
すごい運動量です。
音楽に合わせて、皆の心が揃った動きです。
この子どもたちを見ていると、やはり親の無い子どもと言う背景が重なってしまいます。
だけど、そんなことをちっとも感じさせない子どもたちのこの表情。
心がくたびれ、へこたれている人たちに、何か生きようとする力を与えるメッセージのようなものを感じませんか。
私たちの自己紹介。
JECSAジャパン代表の浅見さん。
子どもたちに、図書をプレゼントしました。
クメール語と英語とで書かれていることを説明。
そして、教材類。
他に、果物を合計6㎏ほど、お持ちしました。
夢中になって本を読んでいる子どもたちの姿を見て、すごく幸せな気持ちになりました。
しばらく、図書支援から離れていましたが、やっぱり本の支援はいいですね。
最後に運営資金の足しに寄付金をお渡ししました。
子どもたちの人生を請け負う孤児院運営は、はたから見るほど楽なことではありません。
毎日、朝昼晩に20食以上のもの食事を用意すること。
メンタルケアをすること。
将来の就職先を一緒になって考えていくこと。
通路の壁には、楠さんをお母さんと慕う子どもたちから感謝の手紙が・・・。
実の親より育ての親。親以上の愛を、すべての子どもたちに与えていらっしゃいますね。
それらを背負ってこれまで取り組んで来られた楠さんをはじめスタッフの皆さんを今後も心から応援しています。