【これも質的支援】衛生標語のペイント
トイレ建設のクラウドファンディング時において、完成後には衛生標語を募集して、子どもたちにきれいに使う意識をもたせることを狙っていくことをお約束しました。
トイレ建設を通して、
手を洗う習慣
きれいに使う意識
公共心の向上
トイレを見れば、その家の衛生観念がわかると言われます。
みんなで使うものを大切にしていく・・・・。
まさに、今のカンボジアの教育には欠かせない事項です。
昨年、5年生、6年生から募集した標語の中から、先生方に8点を選出していただき、そこから更に4点を選考された優秀な作品をトイレの壁にペイントさせていただくという流れです。
事業に賛同し、きれいな字を書いてくれる方。
そんな書き手をずっと、探していたところ、ようやく適任者が見つかりました。
こちらのSamreach先生は、元Preyboeng小学校の校長先生です。
退職後には、Chan Thnal高校で地理を教えていました。
作業は午前の涼しいうちに始められました。
まず、レイアウトをきっちり決めていきます。
クメール語は、独特の形状をした文字。枠に収まりません。
やはり、元教師。字がきれいですね。
そういえば、私も昨年大使館で証明書の申請フォームを記入したところ、「職員の方に松田さん、字がきれいですね。」と言われたことを思い出しました。
しばらく、ほれぼれしながら作業に見入っていました。
先生も上着を脱いで、本腰モードです。
この作業を見ていて感じたのですが、ものだけ作るのと違って、子どもたちの作ったものを書き込むことで、魂が宿るような気がします。
正面に書いてある標語を読んで、700名の生徒の心に刻んでもらえたら、これも大きな教育支援と言えます。
話して見ると、先生、大の日本文化好き。
ヒロシマ、ナガサキ、・・・・。
社会科の先生だけに、歴史や地理をよくご存じです。
若かりし頃の先生、かっこいい青年時代ですね。
ポルポト~内戦時代を潜り抜けてきた方です。
とりわけ、日本のハイテクが大好きだそうです。
「日本の時計は電波方式を取り入れているので、どの人の時計も同じ時刻を示すから、電車の運行時刻が正確になるんですよ。」と話すと、興味津々に聞き入っていました。
翌日、仕上がったペイントを確認。
建設したトイレに魂が宿りました。
帰りには、先生のやっているお店で、美味しいクイテウをごちそうになりました。
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