【スタッフブログ】カンボジアで出会った人たちのあたたかさ

こんにちは。

JECSAカンボジアのインターンとして、カンボジアに滞在している山浦凜です。

コンポンスプーという地域にある小さな村で、近所の小学校の英語の先生として2週間インターンをしています。

カンボジアに来て驚いたことはたくさんありますが、その中でも一番印象に残っているのはクメール語がほとんどわからない私に、現地の人たちがたくさん話しかけてくれたり、親切にしてくれたりすることです。

到着して1日目には、ホームステイ先の近所で道に迷っていると、近所の子供たちがジェスチャーで道を教えてくれました。また、村の道を歩いているといつも、遊んでいる子供たちが「ティーチャー!」と口々に声をかけてくれます。乗り合いバスで隣に乗った人が私に話しかけてきてくれて、短い時間で仲良くなったこともありました。

カンボジアの主な移動手段はバイクです。私の滞在している村でも、基本的にはどこに出かけるにもバイクを使います。小学校6年生くらいから子供たちはバイクに乗り始めるようで、小学校にバイクで通学している子もいるほどです。

私たち日本人が学校へ行く道を歩いていると、小学校の生徒が後ろからバイクでやってきて「ティーチャー!」と言いながらバイクの後ろを指さし、私たちを乗せてくれます。まだバイクに乗れない子供たちが、自転車に乗せてくれようとしてくれたこともありました。授業前に家に忘れ物をして家に取りに帰ろうとした時は、生徒がバイクで追いかけてきて乗せてくれました。カンボジアの皆の親切さ、気前の良さを感じてとても嬉しくなる瞬間です。

私たちの通っている小学校には、校舎の裏に屋台のような売店がいくつかあり、生徒が休み時間によく利用しています。私たちも朝の清掃活動の際によく利用していました。売店の方々は、私たち日本人のインターンが毎日清掃活動をしているのを見守り、時に手伝ってくださいました。学校に行く最後の日には、たくさんの食べ物や飲み物を私たちにくれて、気をつけて帰ってねと伝えてくれて、とても名残惜しくなりました。

小学校に行くと、子供たちが「ティーチャー!」と駆け寄って来てくれます。言語が通じない中で授業をするのは想像以上に大変で、子供たちが授業に飽きて指示を聞いてくれなかったり、言いたいことがなかなか伝わらなかったり、など時に自分の力不足を痛感することもありました。しかし、自分たちの工夫した授業を子供たちが楽しんで受けている姿を見ると、嬉しくなると同時に、この子供たちが将来、自由に勉強できる環境にいてほしいと強く思います。カンボジアは、子供たちの学習する環境が整っているとは言えない状況です。たとえば、教室の机と椅子は木製の簡易的なものでかなり座りづらく、そのせいか、姿勢の悪い子供が多いと感じました。また、教室は照明が十分でなく、窓を締め切ると暗くなり、生徒の手元が見にくくなってしまいます。そもそも、家の手伝いをしていて学校に通っていない子もいました。

カンボジアに来る前は現地の生活に対して少し不安を抱いていましたが、優しくて世話焼きな人たちに囲まれて、とても楽しく、居心地の良い時間を過ごしています。

カンボジアで出会った人は皆私たちのことを笑顔で受け入れてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。

また、カンボジアのご飯はとてもおいしくて、ホストファミリーや近所の人たちもたくさん勧めてくれるので、つい食べ過ぎてしまうほどです。

今ではカンボジアを離れたくないと感じるほど、カンボジアとカンボジアで出会った人たちが大好きになりました。

絶対にまた戻ってくると誓って、日本に帰ります。

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