【スタッフブログ】2週間ボランティア活動をして感じたこと

こんにちは。6月1日からボランティアスタッフとして活動させて頂いている高木です。

簡単ですが、約2週間活動して感じた事などを報告させて頂きます。

カンボジアの暑さを忘れさせてくれるもの

現在、私はシェムリアップ中心部からバイクで15分ほど行ったところにある小学校で英語を教えています。

カンボジアを訪れるのは初めてだったのですが、まず到着して最初に感じた印象は「とにかく暑い」ということです!

いまの時期は雨季なのですが、それでも日中は平均35℃くらいで紫外線も強く、初めの数日間はずっと頭がクラクラしていました。

私はインドネシアに数年住んでいたことがありますが、南国インドネシアよりも暑い印象です。ここ数日少しなれてきましたが、完全に慣れるまではまだしばらくかかりそうです。

ですがそんな圧倒的暑さを忘れさせてくれるものが一つだけあります!

それは子供たちの笑顔です!

毎日学校に行くと、私が来ていると気づくとすぐに誰かしら笑顔で駆け寄ってきてくれます。

しばらくすると大勢集まってきて戦いごっこや鬼ごっこが始まり、私は10〜15分もすると汗だくでヘロヘロになりますが、子供たちは一切へこたれる様子はありません!!

こんなに暑いのにみんな凄いなーと感心する一方、そんな彼らの笑顔やバイタリティに元気や癒しを貰っています。

笑顔の裏にある格差

ですがその一方でその笑顔の裏にある貧困や経済格差、それによる教育格差も垣間見えます。

数日前、私が家から持ってきたバナナやオレンジが入った袋を見た女子生徒3〜4人がバーッと僕のところに寄ってきて、「果物ちょうだい」と言ってきました。

さっきまで笑顔満点だった彼らですが、表情は物憂げでよく見ると他の子達よりも少し痩せています。

しばらく悩んで私はオレンジの皮を剥いて一人の女の子に渡すと、それを見ていた他の子達が一斉にそのオレンジに手を伸ばし我先にと掴み取ろうとしました。

見かねて私が実を細かく割って配ると勢いよくかぶりついて一瞬で食べ尽くしてしまいました。

オレンジ一粒二粒を「美味しい、美味しい」と夢中で食べている姿を見て何とも言えない気持ちになりました。

一方で彼らと同い年くらいでも休み時間にお菓子やジュースを買って食べていたり、スマホを持っていたり、英語がある程度話せる子もいます。

どんな子の笑顔にも違いはなく等しく尊いものだと思うのですが、その背後にある彼らの生活には明らかに差があるのだと痛感します。

学校を出て街中に行くともっと事態は深刻なのだとすぐに気付きます。

道端に座り込んで物乞いをしている人、お店で働いている小学生くらいの子供たち、街中に無造作に捨てられたゴミの山などなど。

この2週間での大きな気付き

このように、滞在して約2週間が経ちカンボジアが抱える様々な課題の全体像が少しずつですが見えてきました。

ですが、広い視座でこの国の現実を捉えようとすればするほど、問題がいかに多様で自分がいかにちっぽけなのか感じさせられます。

しかし、だからこそ「いま自分に出来ることはなにか?」常に問うことが大事なのだと気付きました。

というより、子供たちに気付かせてもらったという方が正しいかもしれません。

自分1人の力には限界があって困っている人全員を救うことは出来ないけれど、私の授業に来てくれる目の前の子供たちに英語を教えることは出来ると。

私の授業に参加してくれている生徒たちは英語のレベルもバラバラです。

かなり流暢に話せる子もいればアルファベットも曖昧な子もいます。

それでも全員びっくりするくらいモチベーションが高いのです。

板書をしてと言ったらすごく丁寧に真剣にノートに写してくれます。

宿題をたくさんあげると喜んでくれます。

自分が子供だった時が恥ずかしいくらいです。

そんな子供たちの英語力向上の為にいまの自分ができることは何か常に考えながら授業をやっていこうと思います。

この2週間、とても濃厚であっという間の2週間でした。

残りの約2ヶ月半、一日一日を大切にして健康に気をつけて生活していきたいと思います。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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