【スタッフブログ】プレイチュム孤児院での2週間

スタッフブログ

こんにちは!

コンポンスプー州にあるプレイチュム孤児院で2週間インターン生として子供達に英語を教えています、中江貴保と申します。

このブログを書いている3月22日は、私がこの孤児院に到着してから5日目になります。

そろそろここでの生活リズムや食事、気温になれ、ほとんどすべての子供たちの名前も覚えてきました。
 
1日目、孤児院に到着してすぐに外で遊んでいた子供達が笑顔で駆け寄ってきてくれたので子供達と打ち解けられないのでは?という不安はすぐに解消されました。

しばらく子供達と遊んだ後、孤児院の中を案内してもらうと、日本とは全く違った生活環境に驚愕しました。

特に水回り(トイレやお風呂)は、日本の恵まれた環境を痛感させるものでした。

もちろん、事前の研修で水回りの様子は写真とともに教えていただいていましたが、実際に目の当たりにすると想像以上で、やはり慣れるまでに少し時間がかかりました。

この孤児院では、一日3食、ご飯を提供してくださいます。

今回カンボジアに来るにあたって一番心配だったのが食事面だったのですが、日本人に馴染みのある味のお料理ばかりだったので、一食目をいただいた時点で食に対しての心配は無くなりました。

しかし、やはり食材の種類には限りがあるので、栄養不足を感じることもあります。

二日目になり、いよいよ子供達に英語を教える時がやってきました。

一日目の夜に授業で使用するスライドを作り、万全の準備を整えたつもりで授業に臨みました。

しかし、子供たちの持っている英語力に対して、私が用意した資料や話した内容は難しく、理解してもらえた手応えが全くないまま授業が終わり、反省と後悔の1回目となってしまいました。

その次の授業からは1回目の反省点を活かし、知らなくても目で見てイメージで理解できるように、なるべく自分の体や周りにあるものを使って表現できる単語や文を教えました。

また、子供たち自身にも実際に体を動かしながら参加してもらい、楽しみながら学びを深められるように工夫しています。

それでも、やはり集中してくれない子やふざける子、授業に積極的に参加してくれない子もいます。

クラスの中でも一人一人のレベルが違うので、一方には簡単すぎたり、また一方には難しすぎたりするので、全員に真剣に聞いてもらうというのは出来ていないのが現状です。

とても難しいところですが、残りの授業で模索し、最終的には全員が楽しんで受けられる授業を目指しています。

ここは日本に比べると子供の遊び道具は少なく、洗濯機や冷蔵庫など、私たちが日本で当たり前に使っているものはありません。

しかし子供たちは落ちている石や棒、大人が使っている台車や木登りなど、身の回りにあるものをなんでも遊び道具にして上手に遊んでいます。

洗濯は手洗いなのでもちろん大変だと感じることが多いですが、洗濯機で洗うよりも綺麗に汚れを落とすことができるので、利便性だけが全てではないのだなと気づくきっかけになりました。

私は日本での生活で、毎日あれ食べたいなこれ買いたいな、などという欲が多く、今思うと本当に煩悩にまみれた生活をしていました。

ここではお菓子や服、日用品も日本より限られていますが、毎日3食しっかり食べて、洗濯、掃除をして後は子供達と一緒にたくさん体を動かすという精神的に満ち足りた生活をしているためか、何の欲もなく、本当に楽しく元気に過ごせています。

時間が経つにつれ、最初は恥ずかしがっていた子もだんだん話してくれるようになり、少しだけでも私のことを信頼してくれたのかな?とこの孤児院での自分の存在価値や全く違った環境に飛び込んだ意義を見出すことができました。

特に、年齢が比較的高めの男の子たちが夜寝る前に「good night, teacher」といって手を振ってくれたりハグをしてくれた時は本当に嬉しかったです。

一緒に遊ぶだけでなく、髪の毛を結ってあげたり、お風呂に入れてあげたり、食事を手伝ったり、様々な形で関わることで一人一人の個性や性格を知ることができました。

また、積極的にクメール語を覚えて使うことで、子供たちだけでなくここで生活なさっている大人の方々とも打ち解けることができました。

本当に本当に子供達が可愛くて愛おしくて、いつか絶対にここに戻ってきたいと心から思っています。

最後になりますが、今回のこのインターンをサポートしてくださった松田さん、孤児院での身の回りの面倒を全て見てくださった細島さん、たくさんの気づきと学びを与えてくれた子供たち、私たちを温かく迎え、もてなしてくださった孤児院に住む大人の方々、すべての人に心から感謝を申し上げます。

ありがとうございました。オークン。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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