今週に起こった3つの災難

今週は、不運にもカンボジアならではの災難が3つ私の身の上に起こりましたので、それをご紹介します。

その3つの災いは、

天候・バイク・銀行

に関することです。

 

まず、8月30日月曜日のこと。

スバイリエン州から、友人に会うためにBaphnomに立ち寄り、夕方6時半にそこを発ったところ、途中で大雨に降られました。

薄手の雨合羽しか持ち合わせていなく、とても運転できる状態ではありませんでしたので、1号線の途中の倉庫の軒下でしばらく雨宿りすることに・・・。

雨の夜は、日中の気温とは打って変わって、かなり冷え込みます。

手はかじかみ、体温もかなり下がっています。

しかし、1時間待っても雨は上がりそうにありません。時刻は、すでに夜8時半になっていました。

仕方なく、あと数キロメートルのNeackloungで一泊することを決意し、宿に入るとなんと通常の料金よりも1.5倍ほどの料金だと言うではありませんか。

外国人とみて、割高な料金を請求する経営者がここにもいたかと思うと、残念な気持ちになります。

ただで泊めてくれとは言いませんが、せめて良識的なGeneralpriceで対応してほしいところです。

しかし、背に腹は代えられず、宿泊することにしました。

すると、お湯は熱湯が出て温度調整が利かないし、洗面所の水は出ないしでとんでもありません。

しかも、おまけに部屋はツーンとかび臭い。

こんな部屋にお客を泊めて、恥ずかしくないのか。

つい、文句を言いたくなりますが、それができないのが外国人の立場の弱さ。

疲れていたのか、翌朝起きたのは9時過ぎでした。

 

2つ目は、9月3日金曜日の朝のこと。

コンポンスプーのゲストハウスに宿泊し、朝出発するといきなりパンク。

ちょうど、そこで交通検問を行っていて、自らそこで止まることに・・・。

ポリスたちは、交通検問にわざわざ飛び込んできたバイクにおいでおいでをしているではありませんか。

IDカードは持っている。

ナンバープレートもついている。

ヘルメットもかぶっている。

ミラーもついている。

何も違反に当たるようなことはありませんので、私は後部タイヤを指さして、「パンクですよ。」と指さすとすぐに理解したのか、ゼスチャーでいけいけのポーズ。

そして、そこから歩いてバイクを引いて歩くはめになりました。

数百メートルそのまま歩くと、私が後輪をガタガタさせながらバイクを引きずって歩いているのを見て、指さしているではありませんか。

すると、その方向に路肩で露店営業をしている修理屋さんがありました。

 

これは、不幸中の幸いでしょう。

すばやく、金属片を見つけ除去。

そして、パッチを張る方法で即修理完了。

エアを入れて、空気漏れを確認。

幸いにも、腕のいい修理屋さんで、3,000リエルで修理完了。

しかし、よくよく思うに、これが地方の田舎道だと完全にアウトですから、考えモノです。

これからは、ひとつ予備チューブを持って出ることを、検討しなければなりません。

実は、今回のパンクは、後輪が3~4部山になっていたことが原因でした。

タイヤの山の減りが進むにつれ、パンクしやすくなります。

山が深ければ、小さな異物を踏んでも、チューブに到達しませんから。

(カンボジアでは、タイヤの異物チェックは、日常的に行う必要があります。)

これを反省材料にして、すぐにタイヤの交換に行かなきゃですね。

カンボジアの人は、スリックタイヤのようになっても、平気で運転していますが、間違いなく砂地の上での急制動で転倒しますので、古いバイクとの並走は要注意。

タイヤは、重要なパーツだと再度身に染みて感じた次第です。

 

そして、3つ目も同じ日の日中のこと。

施工業者さんへの支払いのため、お金を日本から送金しようとATMに立ち寄りました。いつもならACLEDA銀行に寄るのですが、たまたま通りかかったABA銀行のATMにカードを挿入したところ、出てきた表示が・・・・。

なんと。

Your card was captured.

げっ。

すぐにレセプションの青年に事情を話すと、これがまたほとんど英語での会話ができません。

彼は、スマホの翻訳機を片手に、

「今日の15時以降でないと対応できない。」

と言うではありませんか。

もしあのカードが人の手に渡ったり、返ってこなかったりしたらと考えると、居ても立ってもいられません。

かなりパニック状態になりましたが、努めて冷静に話をしながら、

・機械は自分たちでは開けられないこと。

・月曜と金曜の2回、ATMの業者さんが巡回すること。

ということは、今日はたまたま巡回日だったということです。

つまり、数日待たされる可能性もあるってこと。

ううん。これも、不幸中の幸いか。

そんなわけで、午後15時以降に再び来店することになりました。

お金をおろせなくなったので、業者さんに事情を話し、次回に支払うことを約束して、午後に、再び銀行に舞い戻ると、そこで待たされること1時間。

(私の体験的には、ABAバンクは、待ち時間がいつも長い。)

ピンポンと呼び出し音が鳴り、ようやく窓口に呼ばれると、名前を書けといわれたので、すぐに書いて渡すと、受付の女性が何十枚もあるカードから一枚をチョイスしたのが、見覚えのあるデザイン。

おお、無事に私のたった一枚のデビットカードが戻ってきました。

これにて、一件落着。

それにしても、こんなにキャプチャーされたカードが貯まっているとは、どんなものでしょうかね。

聞いてみると、暗証番号を数回押し間違えるだけでも、キャプチャーされるということでした。

これ、帰国間際にやらかすと、帰りの飛行機の便に間に合わなくなる恐れがありますので、ご来訪者はくれぐれもご注意ください。

 

今週は、本当にろくなことがなかったですが、どれもカンボジアではよくあること。

咄嗟の対応力が鍛えられたと思うことにします。

思い通りにならないことを受け入れていかないと、カンボジアでは暮らしてはいけませんから。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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