LexusのLPG装置の着装

日本のタクシーがほぼLPGを燃料にして、走っているのをご存じでしょうか。

LPGとは、

「Liquefied Petroleum Gas」

の略称で、

日本表記では、液化石油ガスと言います。

LPGは、石油や石炭といった化石燃料と比べて、CO2排出量が少なく、環境に優しい燃料と言われます。

また、燃焼時に硫化物やすすといった人体に有害な物質をほとんど発生しないというメリットがあります。実際に、車の排気管から出るガスは、ガソリン車のような炭素化合物独特のにおいがほとんどありません。

今回、このレクサスをLPGを着装してみましたので、そのレポートをお届けします。

まずは、ショップ選びから。地元の人の紹介で、こちらのショップに依頼しました。決め手は、2年間の保証付きでした。

比較的きれいなエンジンルーム。

こちらは、感想専門ショップですので、作業も安心して見ていられます。

スペアタイヤが入るスペースに、ドーナツ型のタンクを埋め込みます。

エンジンカバーを外し、燃料がガソリンとLPガスと共用になるように、セッティングします。

子どもの見習いさんもいますね。カンボジアでは、若者たちはこういった実習で技術を学んでいきます。

車体下部に取り付けられた給油口。

現在、LPGは空ですので、ガソリンのランプが点灯しています。

LPGを注入すると緑のインジケーターが光り、ガソリンの噴出が自動で制御されて停止します。

エンジン点火時、暖気運転時のみガソリンを使いますが、他はすべてLPGです。

1LのLPGが2,000リエルですから、通常のガソリンの半額。

燃費はガソリンとほぼ同じ。

つまりは、燃料代が半分で済むというわけです。

スペアタイヤを置く場所がなくなるというデメリットはありますが、着装費用は、おそらく1年間の乗車で戻るだろうと思います。

日本では、約60万円~70万円するこの換装費用が、カンボジアでは驚くほどの安さです。

具体的な金額は伏せますが、日本の2~3割ほどの料金で着装できました。

カンボジアには、LPGスタンドがたくさんありますので、給油にも困ることはなさそうです。

シェムリアップ~プノンペンまで何度か往復しましたが、340㎞を40L程度のLPGで走ります。

満タンで62LのLPGが入るということですので、まだまだ走ります。

おまけに、ガソリンも70L入っているので、長距離も一気に走れちゃいます。

タクシーを運転していたことはありますが、自分のLPG車を持つのは人生はじめてのこと。

クリーンエネルギー車に乗っているだけで、何とも気持ちいいものです。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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