カンボジアの田舎で見る風景

2020年6月23日

日本でも、温暖な地方では二期作を行う農家があると思いますが、年中高温なカンボジアでは、三期作が行われています。

特に乾季での稲作は、水不足になりやすく、しかも一回の成育期間が短いため、小粒でやや栄養不良のお米になります。

そんなお米は、1kg2000リエル(約50円)ほどで売られています。

白米としての味は、いまいちですが、チャーハンにして食べるのがいいようです。

もちろん、カンボジアのお米は全体的にはおいしく、日本のお米に引けを取りません。

お米を食べたい日本の方には、ご満足いただけると思います。

ローカル食堂へ行くと、おかずにおひつに入った山盛りのご飯を出してくれます。

 

さて、農家にはもう一つの収入があります。

それは家畜を飼うことによる収入。

キムホンくんの家で写真を撮影させてもらいました。

カンボジアでは、主食になりますサイチュルーク(豚肉)。

1kg当たり18.000リエルです。(昨年は、13.000リエルでした。)

サイモアン(鶏肉)

そして、サイコウ(牛肉)

下の写真は、家畜用の飼料を乾燥させているところです。

これは、日本同様高値で取引されます。

1kgで40.000リエルですね。

日本円で約1100円です。

昨年は、33.000リエルでした。

物価が上がるのは、所得が右肩上がりに上がっていくカンボジアでは当然のことかもしれません。

でも、低所得の人々をさらに苦しい状況に追いやっていることも事実です。

所得が上がって生活が楽になるかと思いきや、かえって苦しくなる。

この世は、いつもパラドックス(逆説)の世界です。


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