中国資本が進出するカンボジア
この国にしばらく住んでいると、中国人の数が多いということがわかってきます。
私も、初めての人に出会うと、たいがい「YOU FROM CHINA?」と聞かれます。
ショッピングモールでレジの列を見ていると、若い青年が100$札で膨れ上がった財布から、数百ドルを支払って買い物をするのをよく見かけます。
別の記事でも紹介していますが、工場労働者の月給が182$だということを考えれば、いかに金銭感覚が違っているかがお分かりいただけるでしょう。
中国は、日本で一昔前にあった金余りのバブルの時代を歩んでいます。
隣の街に、建設中の膨大な数のコンドミニアム。
すべて、中国資本です。
お金を寝かせておくことを好まない中国人の国民性もありますが、迷わず投資する決断力とスピードは物凄いものがあります。
また、中国では土地は国家のものとされており、個人資産として所有することは許されないため、他国の土地に目が行くのです。
東京の不動産を買い上げている多くが中国人であることも事実です。
しかし、経済は上下動を繰り返すのが常です。
2006年のリーマンショックの時には、全世界の経済が打撃を受けました。
あれから十数年。
何かをきっかけに、必ず不況がやってきます。
その時に真っ先に手を引くのも中国であろうと思います。
この街がゴーストタウンのようになることも、想定しておかなければなりません。