がんばる二人を見守る姿勢

インターン

シェムリアップ市内から北東に30㎞ほどのところのルンタエック。

ここ、チェアリアトム小学校で、現在2人のインターンが活動をしています。

前回記事にあげました飯田小学校とは、比べ物にならないほどの立派な新設校舎。

小学校で2階建ての校舎は、スバイリエンで1校見たきりで、これが2度目ですね。

Runtaek地区は、旧首相がNewTownを構想して作られた、アンコールワット周辺の住民が移住している地域です。

エリア内には、こんな立派な病院もあるんです。

さて、お二人のインターンが、息の合った協業でこの学校の英語授業をサポートしています。

役割分担をしながら、授業を進めてくれています。

この英語授業へのサポート。

特筆すべきは、先生の英語指導力によって、授業へのかかわり方が変わることなんです。

ある程度指導できる先生の教室ではサポート役に回り、そうでない先生の場合には主導しながら一緒に授業を行う。

上の写真では、クメール語で英単語の意味を書き添えてくれています。

ここには、先生方が英語について子どもと共に学び、指導スキルを向上させるという狙いもあるのです。

こういった取り組みは、これまでの「授業をやってあげる」ものとは明らかに異なります。

代わりにやってあげていては、いつまでたってもカンボジアの先生方の授業力は向上しませんし、自立に向けた支援にもなりません。

私たちは、本当の支援とは何かを真剣に考えたときに、この形が最も教育支援として望ましいとの結論に達しました。

これなら、インターンが帰国した後も、英語指導のスキルを共に開発し、先生方に何かを残していけば、子どもたちの学びにも永続的に役に立っていけます。

ただ、これを推進するためには、先生方とのコミュニケーション力や深い観察力など、語学スキル以外にも必要とされるものがあります。

こちらのお二人のインターンは、国際支援への理解が深く、学校の先生方とも必要に応じてコミュニケーションをとり、スクールサポーターとしての役割も担ってくれています。

このように、ただ英語の授業をやっていればよかったこれまでのインターン活動が、教育環境改善への歯車ががっちりとかみ合い、教育支援として大きな意味合いを持つものに変わりつつあります。

2人の取り組みが、必ずやこの学校に大きな足跡を残してくれると信じています。

思えば、私は、カンボジアに教員養成の使命をもってやってきました。

教員養成校の若い教師たち。

教師が育たなければ、良い教育は推進されないのです。

義務教育には、子どもたちにそれを選ぶ権利が与えられてはいません。

だからこそ、教師が育つような活動に転換していく必要があるのです。

インターンを通して、何らかの経験を積むことはできます。でも、自分だけの目的のためにやるのではその価値は半減します。

教師が育つ活動

そういう図式の元で行う活動こそ、教育支援と言えるものです。

やってあげるではなく、やらせていただく。

こういった謙虚な気持ちで行うことも大切です。

最後に、蛇足ですが、下の2つのクラスの廊下の写真を比べて見てください。

当然ながら、お二人の指導する教室は右側。

どちらの教室が良い学びになるか、一目瞭然です。

授業サポートはお二人に安心して任せられるので、私は、ごみ拾いや整頓など、子どもたちへの生活指導に余念がありません。(笑)


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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