密林の中に潜むコ―ケー遺跡
カンボジアへ来ると、誰もが真っ先にアンコールワットをイメージするのですが、実はほかにもあまり知られていない遺跡がたくさんあります。
その一つが、コ―ケー遺跡です。
アンコールワットから、北東に100kmほど進んだところにあります。
アンコールワットの入場券では、ベンメリアとコ―ケーは見学できません。
ベンメリアの手前のチケットセンターで10$を支払って、当日券を購入します。
ちなみに天空の城ラピュタのモデルで有名なベンメリアは5$です。
ベンメリアへは、2年ほど前に訪問しましたので、今回はコ―ケーだけ訪問します。
アンコールワット同様、カンボジア人は無料です。
一本道をひたすら走り、コ―ケーに近づくにつれ、次第にジャングルの中に入っていく感覚になります。
928年にジャヤヴァルマン4世が、アンコールからこのコーケーに都を遷して、王位につきました。
その後、20年もたたないうちに、新しく即位した王は、アンコールに都を移したので、その後長い間、ここは密林の中に放置されていたのです。
かなり広範囲にわたり遺跡があります。
歩いて回れないので、もちろんバイクで回ります。
この時代に、重さ数十キロはある石を加工して、積み上げて組み立てる技術があったことに驚愕します。
傷みが激しい遺跡もあります。
ピラミッドに向かう途中にあった祠です。