カンボジアの学校における算数指導の考察
チアフルスマイルご支援者の方から、算数セットご支援希望の声が入ってきました。
大変ありがたいことで、この場を借りてお礼申し上げます。
今回の記事では、カンボジアの算数指導の一部をご紹介します。
午前10時45分、カンボジアの学校の授業は2部制なので、午前の部は11時前に終了です。
帰りの前に、掛け算九九を復唱する子どもたちの様子ですね。
「プラム、プラムモイ、ドン、サムサップ」(5、6は30)
と2の段から9の段まで、順に発声します。
これ、覚えるためには良いのですが、子どもたちにある問題が生じます。
それは、
いつまでたってもピンポイントで答えが出てこない。
ことです。
例えば、子どもたちに100ます計算をさせます。
5×6=30とパッと答えが出てくればいいのですが、
5×1=5
5×2=10
5×3=15
5×4=20
5×5=25
5×6=30
と早口で読み上げて答えに到達する子が非常に多いのです。
これでは、時間がかかりすぎます。
順番に暗記させるだけの方法だけでは、子どもたちの頭脳は開発されないということが言えます。
そんな子供たちのために、計算カードが役立ちます。
特に間違いの多い段や特定の数式だけを抽出して、個別指導として使えるからです。
プノンペンのインターナショナルスクールなどは、高額な授業料を取るため、各種教材も充実しています。
もちろん、地方部・農村部の学校にはそんなものは一切置いてありません。
ところが、現場の先生方は、計算カードを見ても、何とも思いません。
「フーン」と言った程度の感じでしょうか。
その理由は、指導における活用方法を知らないし、教育効果も実感できていないからなのです。
例えば、指導改善のためには、子供の実態を正確につかむ必要があります。
間違いの多い段
よく間違える特定の数式
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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今日もあなたに素晴らしい一日が訪れますように、オークン。
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