幼稚園の授業を参観

2022年4月17日

Preyboeng小学校では、幼児たちへのワクチン接種も完了し、幼児クラスも授業を始めています。

今日は、今年の最終授業日。

その最終授業を参観させていただきました。

こちら、Ly Mara先生。

勤続31年の大ベテランです。

教室の掲示や飾りつけをご覧ください。

すべて、Ly Mara先生の手作りです。

貝殻を用いたクメール語の文字学習。

子どもたちは、貝殻の大きさを選びつつ文字を並べていきます。

自然素材を用いた知育の深さを感じます。

タビイ先生は、通訳のために一緒に入ってくれました。何かと私の活動をサポートしてくださり、感謝。

どうですか。教材がない中でも、工夫して教育が行われていることがご理解いただけるかと思います。

ココナッツやヤシの実を用いた楽器。日本で言えば、カスタネットと言ったところですね。

文字学習の教材。

ストローを用いた数え棒。

ボール紙や段ボールを用いたすごろくなどの教材。

自分たちで創り出す創意工夫。

さすが、大ベテランの経験が垣間見えます。

 

もうお一人は、Kin Mon先生。

こちらも文字学習。

5歳~6歳の子どもたち、表情がとても可愛らしいですね。

積極的に挙手し、黒板に出て、字を書きます。

こうして、小学校教育と連携しながら、教育に必要なしつけが養われていくのです。

お二人とも、40名以上の園児を一人で担任されています。

日々の指導にご苦労があるかと思いますが、お体に気を付けてぜひ良い指導を続けていただければと思います。

今回、私が参観するのをとても楽しみにしていてくださったようで、大変恐縮してしまいました。

見てもらえてうれしい。そんな感覚。

はっきりとはわかりませんが、それは、自分たちに光が当てられている感覚に近いものかもしれません。

 

日本の絵本も置かれていましたが、残念なことに棚の奥に積まれて、埃がかぶっていました。

翻訳もされていません。

活用されないものは、役に立たない。

まずは使ってみせる。

本の読み聞かせなどをして、子供の情操教育に有益であることを実証する必要があります。

それを先生方が理解してこそ、支援が生かされるのです。

絵本の支援は、今後、日本事務局でも展開していく予定でおります。

 

ご支援いただいた算数教材。

第一便が1月に届きます。

活用にまで踏み込んだ支援となるように、責任をもって生かしていきます。

レポートを楽しみにしていてください。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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