プノンペンの水道浄化システムは日本のODAによって作り上げられた
スマイルサポートツアー、国際協力ボランティ総合ポータルサイトであるActivoから今月2件目のお申し込みをいただきました。
活動を発信知ればするほど、人々の心に何かを訴えます。
Activoの紹介ページには、支援活動の前段階となる、平和意識を喚起するために、戦争で傷ついた国の様子をたくさん取り上げています。
例えば、
「あなたは戦争についてどんな思いを持っていますか。」
と尋ねられたら、何と答えますか。
実際に日本の悲惨な戦争体験に触れる機会はほとんどなくなり、今や老齢のおじいちゃんおばあちゃんの語り部からお聞きすることくらいでしか触れることができません。
戦争を知らない世代ですから、知らないのが当然です。
でも、知ろうとしなければいつまでたっても知らないままで終わります。
私は、この戦争についての認識は、国内だけではなく広く世界の観点で捉える必要があると思っています。
そのためには、自ら海外に出て、外から祖国を見つめ直してみることです。
その意味においても、スマイルサポートツアーの価値があると思います。
東南アジア諸国で旧日本軍がどのような痕跡を残したのか。
被害者の面ではなく、加害者の面もくっきりと見えてきます。
20世紀に繰り返された世界大戦は、自国の利権だけを求める諸国が争い合った結果、多くの関係ない国が巻き込まれた悲劇を生み出しました。
ここカンボジアにも、日本軍が駐留し、飛行場の建設が進められました。
ただ、カンボジアは資源に乏しい国だったので、日本軍はこの地をスルーして、インドへの侵攻を試みたのです。
そんなこともあってか、カンボジアは日本に対する戦後の賠償責任を真っ先に放棄した国となっています。
日本は、カンボジアから恩を受けていたんですね。
未だに日本を許さないと言い続ける国があることを思えば、その寛大さがわかります。
その恩返しに日本のODAの矛先は、最もカンボジアに向けられました。
ちなみにアジア諸国で水道水をそのまま飲める都市が2つあるそうです。
それは、シンガポールとプノンペンです。
タイのバンコクでさえ、バスタブに水を入れると茶色く濁った水が出てきたりします。
では、なぜプノンペンがそれほどまで水がきれいかと言うと・・・・。
北九州市の水道支援にあります。
徹底した浄化システムの導入と、保守メンテナンスの教育が浸透しているからだと言われています。
その恩恵に私も預かり、毎日平気で水道水を飲んでいます。
隣のフィリピンの青年は、水道水が飲めないものと思っているのか、20L入りの水のポリタンクを重そうに部屋に持ち運んでいます。(笑)
今度、このことを教えてあげます。
今ある現実は、過去の行動によってつくられたものである。
これがすべての原理原則です。
チアフルスマイルも今の支援活動をしながら、望ましい未来をいつも描いています。