ポルポト時代を生き抜いたカンボジア人女性ポンナレット久郷さんの存在

2024年3月25日

トップのお写真は、久郷ポンナレットさん。

私がカンボジアを支援する理由の一つになっているのが、この方の存在。

現在、日本に住んでいる正真正銘のカンボジア人です。

彼女は、1975年~79年の間のポルポト政権下のカンボジアで、ご両親と兄弟4人を亡くされています。

彼女自身は、ポルポトの強制労働の中を生き延び、その後来日されました。

 

私とポンナレットさんの出会いは、全くの偶然でした。

ある日、私は、小田急線町田駅から徒歩10分のところにある「アンコールトム」というカンボジアンレストランに入りました。

そこで、ばったりとお会いしたのがポンナレットさん。

そして、カンボジアでの体験を話す講演会を行うとの情報を聞き、神奈川県平塚市での後援会に参加してみることに。

その講演では、通常の人々が想像し得ない彼女の壮絶な体験が語られました。

(彼女からの許可もいただきました。そのご体験は、またの機会に具体的にお伝えしようと思います。)

私が彼女を最も尊敬するところは、「悲しみを乗り越える勇気」にあると思っています。

だから、人に対して寛容なんです。

だから、話したくない体験を多くに人に伝えているんです。

今では、成人した娘さんもアプサラダンスを通して、日本とカンボジアとの文化交流活動を行っています。

昨日、彼女から返信をいただきました。

松田さん、こんにちは。

こちらこそ大変ご無沙汰しております。

過日は二度も私の講演会へお足を運んで下さり、本当にありがとうございました。

第22回女性文化賞受賞へのお祝いのお言葉を頂戴し、心から感謝いたします。

とても名誉な賞だったと、光栄に思いました。その賞のおかげ様と申すべく、

昨年の2月に「当時の直接の加害者だったソート村長に会いに行くきっかけ」となったのです。

これで、ようやく「私にとっての長い旅」に終わりを迎えることができました。

私を選んで下さった米代佐代子様や、ご支援して下さった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、松田様のHPをまだ一部ですが読ませて頂きました。

とても分かりやすくて大変良いHPだと思います。

なお私のことをそちらでもご紹介したいとのこと、

そのお申し出に対してお断りの理由がございませんので、どうぞご活用ください。

なおその際には、私の著書のご紹介も合わせてお願いできれば幸いです。

コロナウィルス問題も一段落して、そろそろ私の住む町も外出自粛解除が発表されます。

お互い健康に気をつけて世のため社会のために前進してまいりましょう。

それでは失礼いたします。

ポンナレット

(転載:ポンナレットさんからのメール)

ポンナレットさんの講演がなければ、今、私はここにいなかったかもしれません。

今後も、お若い方々に、ポンナレットさんの存在を含めて、カンボジアの歴史と平和への願いをお伝えしています。

壮絶なご体験の著書もこれまで多くの人々にご紹介しております。

今後も、お互いの場で平和な社会を目指して取り組んでまいりましょう。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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