スバイリエン教員養成校についての紹介
日本からの支援で建てられた理数科棟
ここが、CIESFによる教育の質的支援の現場です。
この建物は、2015年に日本からの支援で作られた理数科棟です。
教員養成校の敷地内に位置しています。また、ここには、付属小・中・高等学校も一緒にあります。ですから、学生たちは、実際にここで教育実習を行うことができます
教員養成校での一日
6:40 自転車で宿舎を出る。
・教室内外の掃除。毎日虫やアリの駆除をしなければならないほど、教室は汚れている。
7:00 授業開始。(授業カリキュラムは別紙参照。)
・一日の打ち合わせ、授業参観、資料作成、業務報告入力、カリキュラム通読、教材整理
11:00 午前中の授業終了
14:00 午後の授業開始
・授業参観、授業考察、明日の予定の確認
17:00 午後の授業終了
*木曜日の午後には、学生は作業の時間(養成校の教師はミーティング)のため授業がないので、その時にだけフリーの時間が確保できる。
使用されている教科書
2年生は、小学校知識、指導法、基本知識の三領域。VVOBというベルギーの支援団体によって作成されたクメール語のテキストに沿って行われる。本年度から、1年生はカリキュラム改編で、指導内容の加除が行われることになっている。
数学科のカウンターパート(教官)たち
向かって左からブンター先生(指導法)、中央がソブンナー先生(小学校知識 主任)、右がセイハー先生(基本知識)。どの方も、お願いすれば気持ちよく授業を参観させてくださるし、こちらの助言も快く受け入れてくれます。また、プライベートでも、気さくにおしゃべりができる先生方ばかりです。
指導法の授業
ブンター先生の指導法の授業参観をしました。18個ある所定の教材を各自が作成し、指導案を作成したうえで、模擬授業を行うというものです。
一連の流れが指導力の養成につながることがよくわかります。物を作る授業だけに、学生たちは休み時間を忘れるほど集中して取り組んでいます。
教員養成校の印象
カンボジアの小中学生を毎日のように見て感じることは・・・
- 制服があります。上が白のシャツ、下は紺か黒のズボンかスカート。
- 休み時間は、とても賑やかです。女子は、ゴム飛び。男子は、サッカー、草履けり、鬼ごっこ系が人気。
- 休み時間には、飲料や軽食を売店で購入し、食べている。
教員養成校の学生の印象は・・・
- 礼儀正しい。
- 奉仕活動を進んで行う。
- 自分の考えを進んで話す。
- 教師(に限らず目上)を敬う。
校舎や教材についての印象・・・
- 日本のODAによって建てられている校舎なので、日本人に対する敬意が伝わってくる。
- 教材もVVOBやCIESF、他からの支援により、思ったよりもたくさんあるという印象。
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今日もあなたに素晴らしい一日が訪れますように、オークン。