研究授業に取り組む姿勢のすばらしさ
およそ、日本の学校の教師なら、研究授業を依頼するとたいていは断られます。
多くの人が、私はそんなに力がないからと、自分自身を謙遜するんですね。
そう言って、単に大変なことから逃げているだけなんですが・・・。
カンボジアの教員養成大学の先生方は、授業を進んで受けてくれます。
指導案の作成や事前の準備には膨大な時間を費やすことになります。
少ないながらもNGOから報酬が出るのですが、とても苦労に見合った金額ではありません。
スバイリエン教員養成校のセイハー先生が、授業を引き受けました。
彼の指導は、ていねいさと熱意が売りですね。
いつも、きめの細かな指導をされます。
だから、学生たちにも人気があります。
多分メンタリティの違いだとも思うのですが、自分のできることを積極的に表現しようとする姿勢は、日本よりもカンボジアの教師のほうが強いように思います。