【スタッフブログ】ルンタエック村での3カ月

こんにちは。

2024年12⽉〜2025年2⽉までの3ヶ⽉間、ルンタエック村のチェアリアトム⼩学校で英語の授業のインターンをさせていただくことになりました⻄⽥朱⾥です。

私はカンボジアに来るまで⼦供に勉強を教えた経験はありませんでしたし、私は英語ネイティブでもありませんし、そもそも⽇本語とクメール語という全く異なる⾔語を持つ私が⼦供達にどうやって英語を教えようかと、とても悩みました。

ですが、悩んでいる時でも、⼦供達と⼀緒に遊んだり、チャーと声をかけてもらう度に元気をもらい頑張ることができます。

3週間カンボジアの⼩学校で英語を教えてみて印象に残っていることは、教育の⼤切さです。

チェアリアトム⼩学校は・Wi-Fi・パソコン・プリンター・新しい2階建ての校舎などカンボジアの⼩学校の中ではかなり設備が整っている⽅だと思います。

ですが、授業をのぞいてみると⼀桁の数字の百マス計算に時間がかかる6年⽣がいたり、前の授業の問題が解けないまま英語の授業が始まってしまいノートを提出できなかったり、クラスの学齢も学⼒もバラバラです。

⽴派な⾨も⽴っていて⼀⾒充実しているように⾒えますが、肝⼼な授業の内実は乏しいのです。

私は今⼤学2年⽣です。

恐らく世間では⼤学⽣活にも慣れ、就活や卒論なども無く⼀番楽しい時期と考える⼈が多いと思います。また、⼤学⽣活を送っていると学年に関わらず楽単(楽に単位が所得できる授業)や授業を切る(授業を休んだり、⾏かなくなってしまうこと)という⾔葉をよく⽿にします。私はその⾔葉を聞く度に何の為に⾼い学費を払ってまで⼤学に通っているのだろうと思います。

主語が⼤きいかもしれませんが、最近の⼤学⽣は勉強や研究に励んでいる⼈は少ない様にも感じます。

私は今まで、⼩学・中学・⾼校・⼤学、更には予備校まで当たり前にように進学してきました。

私の周りにいる⼈も同じ様な⼈が多いように感じています。私はカンボジアに来て私の当たり前は、当たり前ではないのだと改めて感じました。カンボジアでは家の⼿伝いをしなくてはいけなかったり、勉強についていくことができなくて辞めてしまったり学校に通うことが困難な⽣徒が沢⼭いる事を実感しました。

学びたいという意志があるのに勉強することができないのはとても悲しいことです。

常に整った環境で育ってきた私はそれが当たり前になってしまって感謝を忘れていることに気がつきましたそれと同時に怠けがちな⼤学⽣にもカンボジアの現状を知って貰いたいと思いました。

また私はカンボジアに来てから豊かさとは単に経済的にだけでは無く、⼼と体の健康や家族関係や⼈との繋がりなど様々なものを指すと思うようになりました。

カンボジアは⽇本の都⼼部の忙しく殺伐とした雰囲気とは違い、時間がゆっくりと流れていて、街やバスの中では⼈々の暖かさを感じる場⾯がありました。

カンボジアは⼈との繋がりや暖かさは⽇本より豊かである様にも感じました。

また、街を歩いていると体が不⾃由な⽅やご年配の⽅が桶を持ちお⾦を求めてきたり、家計を助ける為に物売りをする⼦供を⾒かけることがあります。

彼らを⾒ていると、お⾦だけでは解決できない様々な事情が絡んでいて仮に私が⼤⾦を渡した所でそれは⼀時的なもので本質的な豊かさの改善にはつながらず、⾒ていることしかできず毎回胸が苦しくなります。

カンボジアではプラスチックや⽸は沢⼭溜めればお⾦になりますし、電⼒は⽇本より⾼いので⽇本にいた時には考えられない程、資源を⼤切にするよう⼼がけて⽣活しています。

カンボジアの⽅の⽣活を⾒ていると、物が無かったとしても別の物で代替して活⽤するのがとても上⼿くて参考になります。

私はカンボジアに来てから⽇本にいた時とは異なった切り込み⽅や深め⽅で物事を捉えるようになったと感じでいます。

まだ2ヶ⽉以上の滞在期間が残っているので、カンボジアの⽣活・⽂化などを学びつつ、私にできることは限られたほんのわずかな事かもしれませんが少しでも⼦供達の為になるよう努めていきたいと思います。

そして帰国してからは今まで以上に⾃分の置かれた環境に感謝しながら、資源や環境を無駄にしないよう勉学に励みたいと思います。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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