【スタッフブログ】活動レポート

こんにちは。

スタッフとして8月1日にカンボジアに到着し、8月9日より3週間スラスターチャン小学校にて英語指導を行っておりました、Kです。

私が見て、聞いて、感じたカンボジアでのスタッフ生活を赤裸々に語りたいと思います。

私がカンボジアに来たばかりの頃、エアコンがない、冷蔵庫もない、シャワーは水しか出ない…など、日本ではありえない生活に慣れることが出来るのかなと少し不安を覚えました。

おまけにカンボジアに着いて数日後、市街地の病院にいかなくてはならないほどの怪我をしてしまい、私は無事にスタッフの活動を終えられるのか…と不安だらけの状態からスタートしました。

しかし、子どもたちの存在や村の人たちの温かさが日本での当たり前が通じないカンボジア生活に彩りを与えてくれました。

カンボジアは右を見ても左を見ても子どもがいます。

村のドリンク屋の店主さんによると1つの家庭に3人から6人の子どもがいるのは珍しいことではないそうです。

1か月間、朝から晩まで子どもたちと関り、遊び、過ごしました。

日本ではなかなかない機会なのではないでしょうか。
 
スラスターチャン小学校では6年生に週に4回、英語指導をしました。

私は英語指導をする上で1つの目標を掲げており、それは英語の得意不得意に関わらずとにかく英語が楽しい!!!と子どもたちに思ってもらうことでした。

子どもたちの反応をうかがいながら初日の授業を行いました。

授業に対する子どもたちの目はキラキラしていて、ゲームにも積極的に参加してくれて、私はこの子どもたちに英語指導をできてうれしい!そんな気持ちでいっぱいになりました。

それからも、ある生徒が前日にやった範囲を完璧にしたい!と休み時間に質問をしてくれたりしました。

また、新しく教えた単語の発音を何回も確認して、習得しようと頑張っていた子、さらには自前の辞書を使って単語を調べながら、私に英語で話しかけてくれる子もいました。

授業は間に休み15分をはさんだ90分授業です。

前半は主に今までやったことの復習と新しい内容を教え、後半は前半に習ったことをゲームで定着していくというスタイルを取っていました。

初めの頃はクメール語が話せない私に対し、積極的に話しかけてくる生徒はあまりいませんでしたが、徐々に“Teacher,How are you?”など、授業で習った英語を使い、私に話しかけにきてくれることも多くなりました。

それだけでなく、Helloしか言えなかった子が3週間後にはdifficultを綴ることが出来るようになり、そして自己紹介を英語で言えるようになりました。

たったの3週間ですが、目に見えて成長が感じられました。

このような生徒たちの成長と学習意欲を目の当たりにし、英語指導の重要性や必要性をひしひしと感じました。

スラスターチャン小学校では英語の授業が久しぶりで常に子どもたちが英語の授業を受けられていたわけではありません。

ボランティアがいる期間は学べますが、それはずっと続きません。

だから海外からボランティアを派遣しなくとも自国で英語を学ぶことが出来る環境を作ることが重要課題だと感じました。

私がカンボジアを離れた後も出来る支援は積極的にしていきたい、心からそう思いました。

授業以外の生活では、村の方々に本当に助けられました。

大家さん家庭にご飯を頂いたり、仲良くなったドリンク屋さんは動物園に連れていってくださいました。

言葉がうまく通じなくとも仲良くしてくださったこと、本当にうれしかったです。

日本に帰ってきた今、自由に散歩をする牛たちや、すれ違うたびに挨拶をしてくれた村の方々、そして特にお世話になった大家さん、ドリンク屋さん、先生たちがとても恋しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

何年後になるか分からないけれど、またこの村に訪れて子どもたちの成長をみたいと思っています。

大変だったけれど、それ以上に得られたものが多かった1か月間でした。

このような機会をくださり、サポートしてくださった松田さんをはじめとするJECSAの皆さん本当にありがとうございました。

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