【プノンペン空港付近】交通取り締まりポイント情報
プノンペンの運転は、
こんなことに日常的に気を使います。
また、自然条件でも同様です。
かつて、赤土のぬかるみで180度反転する転倒をして、膝を思いっきりひねってしまったことがありました。
あれは、氷の上を走るような感覚ですね。
これらに加えて、最近の走行上の妨げが、2019年ごろから一気に増えた交通取り締まり。
上の地図上の赤いポイント。
私が過去何度も見てきた交通取り締まりをよく行っている場所です。
*他の場所での情報がありましたら、ぜひお知らせください。
カンボジアの場合、ほぼ決められた場所で行っているんで、走り慣れると、
「ああ、やってるな。」
となるわけで、それほどの驚きはありません。
この交通取り締まり、その場で罰則金を支払って終了という単純な仕組み。
2020年5月に、この罰則金が一気に跳ね上がりました。
二輪車 | 旧 | 新 |
ヘルメット未着用 | 15,000リエル ($3.75) | 60,000リエル ($15) |
運転中の携帯電話使用 | 適用無し | 80,000 リエル ($20) |
飲酒運転 | 30,000リエル ($7.5) | 250,000 リエル ($62.5) |
四輪車 | 旧 | 新 |
1~19 km/h以上のスピード違反 | 15,000 リエル ($3.75) | 120,000 リエル ($30) |
20~29km/h以上のスピード違反 | 15,000~20,000 リエル ($3.75~$5) | 150,000 リエル ($37.5) |
30~39km/h以上のスピード違反 | 20,000~25,000 リエル ($5~$6.25) | 180,000 リエル ($45) |
40km/h以上のスピード違反 | 60,000 リエル ($15) | 300,000 リエル ($75) |
シートベルト未着用 | 25,000 リエル ($6.25) | 75,000 リエル ($18.75) |
信号無視 | 50,000 リエル ($12.5) | 150,000リエル ($37.5) |
飲酒運転 | 60,000 リエル ($15) | 400,000 リエル ($100) |
特に、スピード超過や飲酒運転による死亡事故が後を絶たないことから、これらの罰則金が一気に上がっています。
これは、これで大きな抑止力として働くことでしょうが、夜間の取り締まりはほとんど行われないので、あまり意味はないのかもしれません。
さて、実際の交通取り締まりにおいて、
車の場合には、
などに目を光らせています。
スマホ操作も結構見ていまして、耳に当てているだけでほぼアウト。
二輪車は、
などをよく見ています。
これは日本では考えられないことでしょうが、二輪車の場合には、これまで交通検問に対して、Uターン逃亡や強行突破をする人が絶えませんでした。
私もカンボジア人の運転するバイクのタンデムシートで、プノンペン駅付近の検問を強行突破を体験したことがあります。停車するどころか、一気にアクセルをふかして突進していくのですから、警官たちもたまったものではありません。
少し前は、そんなことが平気で行われていました。
ところが、最近では、警察当局も複数体制を導入して、50mほど手前でトランシーバーを持った警官が、
「男、ノーヘル、赤のスクーピー」
と先方に連絡して、確実に停車させるという方式を取っています。
強行突破者には、そのまた先にガタイの良い警官を配置して、通せんぼして停車させるという体制。
この3段階システムで、確実に罰則金を徴収しようというわけです。
善良な日本人の皆さんは、決してこんなことはしないと思いますが、時々血の気の多いカンボジア人の若者が強行突破するのを未だに目にすることがあります。
交通取り締まりを早めに予見して、そこに向かわないようにすることですよね。
前方が渋滞していたり、路肩に警官の姿を見かけたら、取り締まりだと思って間違いありませんから。
ノーヘル運転のローカルな人は、結構要領が良くて、
「あ、やってるな。」
と判断したら、かなり手前で、Uターンしてわき道に迂回する作戦を取っているようです。
田舎道では、取り締まりをやっているよと頭をポンポンとたたいて、教え合う姿も見かけたりします。
まあ、普通にヘルメットをかぶり、IDカードを携帯して運転していれば、交通取り締まりほぼスルーなんですが。
それでも、道に不慣れな場合には、プサータマイやオルセーなどの周辺の進入禁止や左折禁止違反をやってしまうことがあります。(日本人は右側通行での標識確認に不慣れですから)
何らかの過失で捕まってしまった時には、間違っても、自己の正当性を主張したり、反抗的な態度を取ったりしないことです。
罰則金を支払う意思がないとみれば、即、車両没収となります。
その車両を返却してもらうために、最終的には数十倍のお金を支払う羽目になりますから。
こんなときのカンボジア流の対策。
「ソムト、ソムト」(ごめんなさい)
と言いながら、○○リエルを腰より下で差し出します。
*ベルトラインから下でそっと周りに見えないように差し出すのがポイントです。
受け取ると、手を振って、
「早くいけ。」
となります。
これ、
ソムト作戦
と呼んでいます。
ヘルメット非着用は、現在60,000リエルの罰金。
それが、3分の1で済む、WINWINになるという仕組み。
こういうのって、日本人が最も嫌うやり方かもしれませんが、カンボジアではごく日常的な風景です。
正しいとか、間違いだとかのジャッジメントをする気は一切ありません。
ソクラテス曰く、「悪法も法なり。」
カンボジアでは、日本の法律は通用しません。
郷に入らば郷に従えの精神が必要です。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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