ドリアンファームを見学

カンボジアの生活

ドリアンは「果物の王様」と呼ばれるユニークなフルーツで、その独特の香りと濃厚な味わいは、まさに体験する価値のあるものです。

地元農家さんを直接訪問して、栽培方法から美味しい食べ方、そしてあの独特の香りの理由まで、聞いてきましたので、詳しくご説明いたします。

今回訪問させていただいたのが、こちらのファームです。

グアバやランブータンも栽培されています。

このトゲトゲ、すごいですね。

ドリアンの栽培方法

ドリアンは熱帯地域が原産で、温暖で湿潤な気候を好みます。

  • 気候と日当たり: 直射日光が6時間以上当たる、フルサンの環境で最もよく育ちます。高い木や建物の影になる場所は避けるのが良いでしょう。強い日差しが続く地域では、最も暑い時間帯に部分的な日陰を提供することで、葉焼けを防ぐことができます。
  • 水やり: 湿度の豊富な環境を好み、一貫した湿度が必要です。通常、2~3週間に1回の水やりが目安ですが、成長期には毎週水をやると良いでしょう。土壌水分計を使って適切な水分量を保つことが重要です。水やりは早朝または夕方が適しています。
  • 土壌: 排水性の良い土壌を好みます。pHは6~7の範囲を保つことが、栄養素の吸収に重要です。堆肥などの有機物を加えることで、土壌の構造と肥沃度を改善できます。
  • 植え替え: 春が植え替えに適した時期とされています。
  • 結実まで: 接ぎ木苗を植えても、結実までには8年程度かかると言われています。実生の場合はさらに長い年月を要することがあります。

ご家庭で種から育てることも可能ですが、発芽から収穫までは非常に時間がかかります。種をきれいに洗い、水に浸けて根を出させ、鉢に植え替えるといった手順を踏みます。

ドリアンの食べ方

ドリアンの食べ方は様々ですが、やはり生のまま食べるのが最も一般的で、ドリアン好きの方には一番美味しいと言われています。

プロのカットを写真に収めました。

見ていて、相当、手がいたそうでした。

皮の剥き方

  1. ドリアンの殻は硬く、トゲがあるので、軍手などを着用し、怪我をしないよう注意してください。
  2. 熟したドリアンは、殻に自然と亀裂が入ってきます。その亀裂に沿って、手や先の細い大きめの包丁を使って縦に割ります。
  3. 白い膜に包まれた果肉が房状に入っていますので、丁寧に取り出します。白い膜は食べられますが、気になる場合は取り除いても構いません。
  4. 果肉の中に大きな種が入っていますので、取り除いてお召し上がりください。
  5. 食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすと、より美味しくいただけます。

様々な食べ方

  • 生で食べる: 完熟したドリアンの果肉はクリーミーで甘みが濃厚です。
  • 冷凍ドリアン: 匂いが気になる方には、冷凍ドリアンもおすすめです。匂いが薄まり、食べやすくなります。
  • 焼きドリアン: 殻付きのまま直火で焼く方法もあります。焼くことで匂いが和らぎ、身が柔らかくなり、甘さと香ばしさが増します。
  • 加工品: ドリアンチップス、ドリアン羊羹、ドリアンあんまん、ドリアンアイスクリーム、ドリアンケーキ、ドリアンシェイクやスムージーなど、様々な加工品があります。
  • カオニャオドリアン: タイでは、ココナッツミルクで炊いたもち米にドリアンの果肉を添えたデザートも人気です。
  • 食べる際の注意点:
    • ドリアンは糖分が高いため、一度に大量に食べるのは控えめにしましょう。
    • 体を熱くする性質があると言われているため、冷たい飲み物や体を冷やす食材と一緒に摂るのが良いとされています。

ドリアンが「臭い」と言われる理由

ドリアンの匂いは、多くの人が「腐ったような臭い」「硫黄のような臭い」と表現し、非常に好みが分かれる点です。この独特の匂いの主な理由は、以下の科学的な根拠に基づいています。

  • 揮発性硫黄化合物: ドリアンには、26種類もの揮発性成分と8種類の硫黄化合物が含まれていることが分かっています。この中の「揮発性硫黄化合物」が、あの強烈な匂いの主因とされています。
  • 熟成による変化: ドリアンは熟す過程でこの硫黄化合物が発生し、匂いが最高潮に達します。そのため、収穫したばかりの新鮮なドリアンは、匂いが比較的少ないと言われています。
  • 「匂い遺伝子」の存在: シンガポールの科学者による研究では、ドリアンの刺激臭の秘密は「匂い遺伝子」によるものであり、揮発しやすい硫黄化合物が含まれていることが明らかにされました。この匂いは、動物を引きつけ、種子を広めるための自然の仕組みと考えられています。

その強烈な匂いのため、多くのホテルや公共交通機関ではドリアンの持ち込みが禁止されている国もあります。しかし、その匂いを良い匂いと感じる人や、一度食べるとその濃厚な甘みに魅了され、やみつきになる人も少なくありません。

ドリアンの旬は、地域や品種にもよりますが、一般的には6月~8月と12月~3月の年2回と言われています。この時期に新鮮なドリアンを試してみるのも良い経験になるでしょう。

ついでに、アボガドと釈迦頭を栽培している農家さんも訪問しました。

果物は、旬の時期にいただくのがベストですね。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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