【国際協力を行う理由】日本に生まれ健康であるからこそ持っていたい気持ち
こんにちは,日本事務局のミヤコダです.
今年も残すところあと1か月となりました.
少し前ですが、休日に紅葉を見に行きました。
こちら皇居と東京駅の丸の内口前を結ぶ「行幸通り」と呼ばれる通りにあるイチョウ並木.
こちらは江東区にある清澄庭園.どちらも季節を存分に感じられる場所です.
何かと忙しいのが日本人.かく言う私もよく忙しくしている一人ですが,そういう時はこうして自然に触れることで,心をよくチャージしています.
さてここからが今日のお話.↓↓
この時期だと日本では綺麗な紅葉を見たり,温泉に入ったり,おいしい焼き芋を食べたり,,,そんなことをしながら,幸せを感じるとき,私はたびたびある思いにふけます。
「日本はなんて平和ところなんだ」と.それと同時に,無意識に途上国のことも思い出します.
(写真:日本赤十字社 HPより)
(写真:Save the children HPより)
日本のように恵まれた国がある一方,未だ紛争や政情不安定な国があったり、国民の大半が一日数ドル以下の生活をしているような経済に貧しい国が未だに多くあることを...
たまたま日本に生まれただけで,もし日本に生まれず,途上国と呼ばれる国や地域に生まれていたら,自分は今どうしていたのだろうかと考えることがあります.
生まれる場所が違うだけで,こうも生活環境や経済レベル,教育レベルなどが違ってしまうのだというある意味,「腑に落ちない」感覚.
皆さんは世界に発展途上国と呼ばれる経済や産業が遅れた国は何か国あるかご存じでしょうか.
(写真:JICA_どうなってるの世界と日本?より)
世界には未だ150か国ほどの発展途上国があります.全世界にはおよそ200か国・地域があることを考えると,世界の75%が発展途上国に該当している現状なのです.
つまり,日本のような先進国と呼ばれる国は全世界からみればむしろ少ないと言えるのです.普段何気に暮らしていると,なかなか実感は難しいですよね.
仕事や学業,家庭のことなどなど,日々を暮らしているとそういったことを考えることもほとんどないかと思います.
また健康についても,どこの国や環境に生まれたかと似ている部分があると思います.五体満足で元気に生まれてくる人もいれば,生まれながらに体が弱い人,心や脳に問題がある人もいます.
上の写真はカンボジアにある地雷博物館.過去の戦争の負の遺産ともいうべき地雷.松田氏もカンボジアの各地で、地雷により足を失っている人を大勢見てきたとのこと。(詳しくはこちらの記事「地雷博物館の名前は、アキラーミュージアム」をご覧ください.)
このように仮に健康に生まれてきても,住む環境,生まれた環境により健康が大きく脅かされることがあります.
多くの人は,五体満足で健康に元気に生まれてくることができますが,それは本当に有難いことなのです.そう願っても,叶わない人たちもいるのですから.
豊かな国に生まれ,健康に育っているからこそ,貧しい国や,病気やけがで苦しんでいる人たち,そしてきちんとした食事ができなかったり,教育が受けられなかったり,医療を受けられない人たちなどに,目を向けることが大事なのではないかと私は思います.
ひとそれぞれ幸せや平和,健康の定義は異なるかもしれませんが,少なくとも私はこうして安全な環境で健康に日々暮らせていることはとても幸せなことで,きっとそれを忘れてはならないのだなと感じています.
現地で活動している日本人の姿を見ると,「私も行きたい!」といつも思いますが,今は仕事や家庭の事情などで日本にいます.ですが,日本からでもできる国際協力や発信できることはあると信じ,こうしてブログを書いております.
今年も残り1か月で終わりますが,今自分が健康で仕事や生活を頑張れていることに感謝しながら,日々をまい進できればと思う今日この頃です.