子どもたちの笑顔の裏にある真実
学校を訪問すると、子どもたちは明るく、元気に遊んでいます。
ペン君、10歳です。
この姿は、日本の学校と同じでしょう。
でも、カンボジアの子たちは、家に帰れば、習い事に行き、そしてママが作ってくれるご飯を食べる日本の子どもたちとは過ごし方が違います。
カンボジアでは、家の仕事を手伝うのが当たり前。
家が農業なら、農作業を手伝いをします。
親が物売りの子どもは、店番をします。
お父さんが左官の子どもは、軽作業を手伝います。
小さな弟や妹がいれば、おんぶしながら面倒を見ることは当たり前なんです。
日本では、きっと昭和初期の光景ですね。
私は、そんな子供たちに、同情心を持つわけではありません。
なぜなら、学校に通えている子たちは、それだけでも幸せだと思っているからなんです。
たとえ、半日しか授業を受けられなくても。
たとえ、教材が少なくても。
たとえ、教科書がなくても。
先生がいる、友達がいる、勉強ができる、、、。
足るを知る心が根底にあるように思います。
そんな子供たちの学びの環境を充実するために、まだまだ自分ができることがあると思っています。