クラチエ州とコンポントム州の境にあるソチェット地区を事前訪問
25日土曜日、Kompong Thmaから80km以上離れた村の学校を視察してきました。
一口に80kmと言っても、平坦なオンロードの80kmではなく、凹凸だらけのダートな道の80kmは相当なものでした。
その様子を写真と文章で皆様にお伝えしようとと思います。
まずは場所です。
コンポントゥモーの街中にあるこのゲートをくぐります。
続く道は一切舗装されていない道です。
このくらいの平坦な道なら、凹凸が少ないので、まだ走りやすいです。
ただ、対向車が来ると、砂埃で前が見えなくなります。
牛の列が横切るので、十分注意。
よくよく観察すると、牛も交通状況を横目でチラチラ見ていて、自ら判断して横断していきます。賢いですね。
まさに、原野。全くの手つかずの自然がそこにあります。
林に入ると、そこはコムのプランテーションの樹林地帯。
樹木に傷を入れ、樹液を採取します。
樹液が数秒間隔で滴り落ちていきます。
ミルクのような樹液。
60kmほど走ったところで、小さな市場につきました。
人里につくとホッとするこの感覚。
そこからまた東方面に樹林地帯の悪路をひたすら走り続けます。
すでにインターネット回線はつながらないので、マップ上で位置を確かめることができません。
あとは、感だけが頼り。樹林の中を抜けると・・・・。
開けたところに学校を見つけました。
小中併設の学校です。
ソンダン地区までは電気が通っていたのですが、この地区には通っていません。
さらに奥にまで進んでみました。
橋の上から、水牛が水遊びしているのが見えました。
陸の上には牛が草を食んでいます。
その橋を渡ると、右のほうに小さな学校が見えました。
3教室だけの校舎です。
土曜日の放課後、子供たちが校庭で遊んでいました。
帰り道は、ソンダン地区に抜けるルートを選択。
これが、ひどいダートな道でした。
雨季にはぬかるんで、走ることはできません。車やTuktukも通行不能です。
二輪車で上下にひどく揺さぶられながら、ゆっくり進みました。
2時間ほど、進んで、ようやく平坦な道に出ました。
民家を見つけて、一安心。
以前、何度か通ったことのある見覚えのある道に出ました。
ある意味、危険を覚悟しての事前訪問でした。
もしも途中で故障したり、パンクしてしまったら、走行不能になって原野で夜を過ごすことになったかもしれません。
そんな、サバイバルな行程になりますが、それを乗り越えてでも支援先に行きたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひご案内したいと思います。