【無限の可能性】サラット日本語学校の子どもたち

5月22日土曜日にコンポンスプーの「サラット日本語学校」を訪問してきました。

カンボジアは、現在、すべての学校が臨時閉校されていますが、ここは私塾なので、コロナ下であっても開いています。

朝8時にプノンペンを出発。

プノンペンのロックダウンが解禁されてから、初めての州外移動。

コンポンスプーへ向かう、国道4号線沿いの風景にも新鮮な感じが・・・。

蜜を避けるために市場内での販売が禁止されているので、お店が路上に並んでいます。

お客さんもまばらです。

生肉が並ぶ露店。

野菜を地べたに並べた露店。

さて、学校へ着くまでに、新しい発見が2つほどありました。

まず一つ目の発見は、確か、昨年末にコッコンに行ったときにはなかったのですが、歩道橋が2か所に建てられていたことです。

ここを横断するのに、以前だったら、中央分離帯をよじ登って渡らなければなりませんでしたからね。

ちょっと見ない間にカンボジアの街並はどんどん変化していきます。

もう一つの発見は、プノンペン~シアヌークビル間の高速道路の建造がかなり進んでいたことです。

中国資本の建築で進められています。

素人見ですが、橋げたの強度が細くて弱そうな気がするのですが、数は多いような気も・・・。

これが完成すると、カンボジアの物流に革命が起こることでしょう。

コンポンスプーの市街地から、Krang Chek方面に向かいます。

まっすぐ向かうと湖がありますが、その手前に高等学校があります。

向かいには、英語学校がありました。こちらは、閉鎖中です。

この英語学校の左、そしてChanthnal High Schoolの向かいにあるのがサラット日本語スクール。

自宅の一部を教室にしています。

ここで、少人数の生徒たちが、日本語を学んでいます。

プノンペンならまだしも、地方の州ではめったに日本語を学ぶ生徒たちは見られません。

サラット先生が、きっちりと読み方を指導しています。

学ぶ子供たちも真剣そのもの。

私は、子どもたちがどのくらいのレベルの日本語を習得しているか、大変興味があったのですが、それが驚きのレベルなんです。

動画撮影の許可をいただきましたので、ご覧ください。

そして、すらすらとテキストを読む生徒の様子に驚きです。彼は、イチ君6歳です。

いかがですが。日本語を学び始めて、1年間ほどの学びでこのレベルです。クメール語を母国語としながらも、第2外国語(英語)、第3外国語(日本語)も、すらすらと頭に入っていくようです。

生徒たちを紹介します。

イチ君 6歳

ハンニちゃん 7歳

ロタナー君 13歳

ローザ君 14歳

インちゃん 16歳

一人一人に日本から送られた勉強道具をプレゼントしました。

みんな日本語で、お礼の言葉を話してくれました。

これほど一生懸命学んでいる子どもたちなら、支援物資は必ず役に立ててもらえるものと思います。

私も、授業を参観しながら、発音の指導をさせていただきました。

下は、学びが積み上げられた跡を示すロタナー君のノートです。

授業終了後には、こちらでノーメンチョをごちそうになりました。お店で食べる以上に美味しかったです。ごちそう様でした。

このように、きちんとした教育を受けているこの子どもたちは、日々才能を伸ばしています。

学びが停滞しているカンボジアの学校教育の再開を願うばかりです。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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