ごみの中から宝を見つける子どもたちと蓮売りの少女
コロナウィルスの蔓延に伴い、すっかり人気のなかったプサーリトレイ(ナイトマーケット)。
木曜日の夜に行ってみると、結構な人手でにぎわっているではありませんか。
短パンにタンクトップといった外国人の姿はなく、ほとんどがカンボジアの人々です。
しかも、半数以上の人がマスクをしていません。
現在のカンボジアは、日中の気温が38℃もありますので、したがらないのもよくわかります。
プノンペンにも少しずつ活気が戻ってきました。
そんな、人々が行き交わない裏通りで見た光景。
ちょっと、胸が痛くなる話題で恐縮です。
時刻は、午後9時半。
子どもたちがごみ箱周辺に集まっています。
少し大きな女の子が周りの子たちに指示しながら、何かをしています。
使えそうなものを探しているようです。
スマートフォンの箱、説明書、プラスティック袋の中身・・・・。
カンボジアは、ごみの分別がされていないので、生ごみから、ビンや空き缶まで一緒に捨てられます。
一つ一つ開封しています。
この子が背負っているのは、アルミ缶。
こちらでは、3個で200リエルで買い取ってもらえます。
おそらく50個くらいは集めているので、3000リエルほどにはなるのではないかと思われます。
ある程度、集めたら、次のごみ箱を目指して移動していきました。
気温は、この時刻でさえ29℃もあります。
辺りには、何とも言えないごみ臭が漂っています。