Hun sen Mukh Da primary schoolに75冊の図書を寄贈
プノンペンからHun sen Mukh Da primary schoolへ
カンボジアのスバイリエン州のセントラルから、車で1時間半ほど走ると、建物や人工物のない手つかずの自然に出会えます。
電線が通っていないので、本当の自然を満喫できます。
ラテライトの道は、雨が降ると半端なくぬかるんで、走行が困難になります。その道をずっと進んでいくと集落がありました。
この村に、Hun sen Mukh Da schoolがあります。幼稚園、小学部、中等部まである大きな学校です。
12月22日、教員養成大学教官Seyha先生と通訳のSokkoirさんと3人で訪問しました。昨年まで教員養成大学に学生として在籍していたKimhorn君は新任としてここに着任し、現在6年生47人を受け持っています。
彼は、学生の時も模擬授業が大変上手でした。今は、現場で教える本物の先生です。生徒たちが挙手をしています。
校長先生との対話
今回、支援者からの寄贈により、100ドル分の図書、合計75冊を手にして、私が直接、学校を訪問しました。
事前に教員養成大学を通して、教育省と学校に連絡済みですので、訪問の意図も理解されていて、すべてスムーズに進みます。
初めに、校長先生に学校の現状をお伺いしました。そして、この本の寄贈の目的を伝え、続けて図書の活用方法について協議しました。
校長先生からいただいた言葉
「初めに、このような支援をいただき大変感謝しております。昨年、オーストラリアの支援団体の力で図書館が完成しました。でも、現在図書が非常に少ない状況でした。幼稚部~中等部までの在籍生徒は1000人を超えます。本校では、1年に15冊ほどしか購入する予算がありませんので、今回5年分の図書を寄贈していただいたことになります。きっと、多くの生徒たちに読んでもらい、学びに役立つものと思います。また、本校は地域住民にも図書を貸し出しています。保護者が読んだり、子どもに読み聞かせをしたりして、幅広く利用されることでしょう。これは、カンボジアの人々にとっての大きな喜びです。地域を代表して、重ね重ねお礼を申し上げます。日本の皆様にもよろしくお伝えください。」
喜びの声は、支援活動の大きな力になります。
生徒たちへの贈呈式
生徒たちが、校庭に集まりました。
生徒たちは、全員そろってクメール式の両手を合わせるあいさつで出迎えてくれました。
私は、図書の寄贈目的と活用方法についてわかりやすい言葉で話しました。
皆、真剣な表情で聞いてくれています。
図書を一人一人が手に持って、記念撮影をしました。
その後、昨年、オーストラリアのKapeという支援団体によって改装されたきれいな図書室に移動しました。
そこで、各自読書タイムです。
生徒たちは、新しい本を音読しながら読んでいます。
回りの本棚に目をやると、ほぼ空っぽの状態でした。
ここに寄贈した本が並んで、多くの人たちに読んでいただけることを思うとワクワクします。
司書の先生は、さっそく蔵書のリストを作成してくれました。
目指すのは成果が目に見える支援
最後に、校長先生から、我々の支援活動に対して感謝状を頂きました。
お金だけを渡すのではなく、現場に出向き、対話をして、活用方法までも伝えて、それを見届ける支援活動。
「CheerfulSmile」の国際支援活動は、カンボジア教育省(日本でいう文部科学省)からも後援を頂いている活動として、その取り組みを皆様にもきちんとお伝えしていく予定です。
クリスマスの時期に合わせた今回の教育支援活動を支えてくださったすべての皆様に感謝いたします。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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今日もあなたに素晴らしい一日が訪れますように、オークン。