ブンヘンさんのお宅を訪問
いつも、活動をサポートしてくれるブンヘンさんのお宅を訪問しました。
彼は、人里離れた奥地に住んでいます。
コンポントムの教員養成大学でサポートスタッフとして働きながら、週末にはコンポンチャムの自宅に帰り、自家農業を営んで生活をしています。
家に帰るのは、土日と休日だけなんです。
国道6号線から、脇道に入り、10kmほど走らなくてはいけません。
凸凹が激しい道。
雨季には、路面がかなりぬかるみます。
電気は通っているものの、手つかずの自然の中をひたすら走ります。
おばあちゃんがお孫さんを連れて歩いていました。
人の姿を目にすると、なぜかほっとします。
人工物が少なく、まさに原野という感じです。
見落としてしまいそうな、自宅への入り口。
茂みの中を進んでいきます。
50mほど進んだ奥に家が見えてきます。
この木造の家は、ブンヘンさんが自分で建てたのだそうです。
家の裏にある大きな池。
ここで、食用の魚を養殖しています。
家の裏には、家畜のえさになる藁が積み上げられています。
休耕している田んぼ。
1歳半の娘さん。
人見知りが少しずつ抜け始め、時々笑顔を見せてくれます。
よそから来た人だと感覚的にわかるようです。
冒頭の写真にあるように、日常の生活水は雨水を水瓶にためて利用します。
奥様が料理をふるまってくれました。
ブンヘンさんは、とても気さくな方で、私にとっては弟のような感覚です。
もちろん、日本語ークメール語の同時通訳ができるくらい、通訳の能力も高い方です。