スバイリエン州Brasableak Primary Schoolを事前訪問
プノンペンから、距離にして172㎞。
国道1号線をホーチミンの方向にひたすら走り、つばさ橋を渡り、スバイリエンの街も通り過ぎると、チフーという宿場町があります。
そこを右折して、さらに18kmほど進んでいきます。
すると、ベトナム国境に近い町、Chantrea コミューンに着きます。
ここはバベットからは7kmほどの田舎町で、まさに支援の光が当たらない地区。
Brasableak Primary Schoolに到着しました。
学校の柵周辺では、水牛が草を食んでいます。
そして、電気も引かれていない校舎。
トタン屋根だけ、かけられている屋外教室。
日本人の先生が来ると、事前に子どもたちには伝えられていたようで、視線が私に集まります。
ここには、かつての教え子たちが勤務しています。
中央のサモン君は、卒業時に表彰を受けた優秀な生徒でした。右側は、チャムラウン君。
サモン君のクラス、4年生の教室です。
黒板の掲示物は、すべて彼が作ったもの。
真剣に、かつ和やかな雰囲気で学習に取り組む生徒たち。
彼の教育にかける情熱は、クラスの子どもたちにも伝わっているようです。
この訪問の目的は、黒板の修繕のためにどんな支援ができるかということを確認するためでした。
私とサモン君とで、市場に資材を探しに出かけている間、後輩のチャムラウン君が指導を行っていました。
大勢の生徒をきちんと机間指導するチャムラウン君。
個別対応の指導技術も教員養成校で身に付けたものです。
彼は、サモン君の1年後輩で、同じく真面目に教師の修業を積んでいた優秀な生徒でした。
現場に立つ彼らを見るにつけ、誇らしい気持ちになります。
図書室兼職員室の書庫にある本は、これだけです。
クラスターが発生したばかりのプノンペンから来た私を、校長先生をはじめ、皆さんで大歓迎してくれました。
支援がいかに必要かを実感した訪問となりました。
子どもたちにも、田舎の子独特の素朴感が漂っています。
黒板を塗るペイント用具とサンドペーパーなどをそろえましたが、その他いくつか道具が必要です。
また、近いうちにこちらを訪問する予定です。
(後記)
道具を入手しました。
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今日もあなたに素晴らしい一日が訪れますように、オークン。